問題は3つの小問から構成されています。 * 問題1: 地上19.6mの高さから、小球を水平方向に初速度10m/sで投げたときの、地面に当たるまでの時間と水平距離を求めます。 * 問題2: 地上10mの高さから、小石を水平方向に14m/sで投げたときの、地面に着くまでの時間、水平距離、および地面に当たる速度と角度を求めます。 * 問題3: 水平面上の点Oから、水平方向より60°上方に初速度20m/sで小球を投げたときの、1.0秒後の速度の水平成分と鉛直成分を求めます。

応用数学力学放物運動自由落下速度時間水平距離鉛直成分
2025/4/23

1. 問題の内容

問題は3つの小問から構成されています。
* 問題1: 地上19.6mの高さから、小球を水平方向に初速度10m/sで投げたときの、地面に当たるまでの時間と水平距離を求めます。
* 問題2: 地上10mの高さから、小石を水平方向に14m/sで投げたときの、地面に着くまでの時間、水平距離、および地面に当たる速度と角度を求めます。
* 問題3: 水平面上の点Oから、水平方向より60°上方に初速度20m/sで小球を投げたときの、1.0秒後の速度の水平成分と鉛直成分を求めます。

2. 解き方の手順

問題1
(1) 投げてから地面に当たるまでの時間
落下距離 yy19.619.6 mです。自由落下の式 y=12gt2y = \frac{1}{2}gt^2 を用いて、落下時間 tt を求めます。ここで、g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 とします。
19.6=12×9.8×t219.6 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2
t2=19.6×29.8=4t^2 = \frac{19.6 \times 2}{9.8} = 4
t=4=2t = \sqrt{4} = 2
(2) 投げた点から地面に当たった点までの水平距離
水平方向の速度は一定で 1010 m/s です。水平距離 xx は、x=vx×tx = v_x \times t で求められます。
x=10×2=20x = 10 \times 2 = 20 m
問題2
(1) 地面に着くまで何秒かかるか
落下距離 yy1010 mです。自由落下の式 y=12gt2y = \frac{1}{2}gt^2 を用いて、落下時間 tt を求めます。ここで、g=9.8m/s2g = 9.8 m/s^2 とします。
10=12×9.8×t210 = \frac{1}{2} \times 9.8 \times t^2
t2=10×29.8=209.82.04t^2 = \frac{10 \times 2}{9.8} = \frac{20}{9.8} \approx 2.04
t=2.041.43t = \sqrt{2.04} \approx 1.43
(2) 投げた地点から着地点までの水平距離
水平方向の速度は一定で 1414 m/s です。水平距離 xx は、x=vx×tx = v_x \times t で求められます。
x=14×1.4320.02x = 14 \times 1.43 \approx 20.02 m
(3) 小石はどんな速さ、どんな角度で地面にあたるか
着地時の鉛直方向の速度 vyv_y は、vy=gtv_y = gt で求められます。
vy=9.8×1.4314.014v_y = 9.8 \times 1.43 \approx 14.014 m/s
着地時の速さ vv は、v=vx2+vy2v = \sqrt{v_x^2 + v_y^2} で求められます。
v=142+14.0142196+196.4392.419.81v = \sqrt{14^2 + 14.014^2} \approx \sqrt{196 + 196.4} \approx \sqrt{392.4} \approx 19.81 m/s
着地時の角度 θ\theta は、tanθ=vyvx\tan \theta = \frac{v_y}{v_x} から求められます。
tanθ=14.014141.001\tan \theta = \frac{14.014}{14} \approx 1.001
θ=arctan(1.001)45.04\theta = \arctan(1.001) \approx 45.04^{\circ}
問題3
(1) 1.0秒後の速度の水平成分、鉛直成分
初速度の水平成分 v0xv_{0x} は、v0x=v0cosθv_{0x} = v_0 \cos \theta で求められます。
v0x=20cos60=20×12=10v_{0x} = 20 \cos 60^{\circ} = 20 \times \frac{1}{2} = 10 m/s
水平成分は時間によらず一定なので、vx=10v_x = 10 m/s
初速度の鉛直成分 v0yv_{0y} は、v0y=v0sinθv_{0y} = v_0 \sin \theta で求められます。
v0y=20sin60=20×32=10317.32v_{0y} = 20 \sin 60^{\circ} = 20 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = 10\sqrt{3} \approx 17.32 m/s
1.0秒後の鉛直成分 vyv_y は、vy=v0ygtv_y = v_{0y} - gt で求められます。
vy=17.329.8×1=17.329.8=7.52v_y = 17.32 - 9.8 \times 1 = 17.32 - 9.8 = 7.52 m/s

3. 最終的な答え

問題1
(1) 2秒
(2) 20m
問題2
(1) 1.43秒
(2) 20.02m
(3) 速さ: 19.81m/s, 角度: 45.04度
問題3
(1) 水平成分: 10m/s, 鉛直成分: 7.52m/s

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