三角形OABにおいて、ベクトル$\vec{OA} = \vec{a}$、$\vec{OB} = \vec{b}$とする。$\angle AOB$の二等分線と辺ABの交点をDとするとき、$AD:DB = |\vec{a}|:|\vec{b}|$であることを、(1)の結果を利用して示す。ただし、(1)の結果とは、$\angle AOB$の二等分線上の点は$\vec{p} = t\left(\frac{\vec{a}}{|\vec{a}|} + \frac{\vec{b}}{|\vec{b}|}\right)$で表されることである。
2025/4/23
## 問題9の(2)を解きます。
1. 問題の内容
三角形OABにおいて、ベクトル、とする。の二等分線と辺ABの交点をDとするとき、であることを、(1)の結果を利用して示す。ただし、(1)の結果とは、の二等分線上の点はで表されることである。
2. 解き方の手順
(1)の結果より、点Dはの二等分線上にあるので、と表せる。
一方で、点Dは辺AB上にあるので、ある実数を用いてと表せる。
したがって、となる。
とは一次独立なので、係数を比較して、
これらの式からを消去すると、
したがって、
次に、とを計算する。
よって、となる。
したがって、