数列$\{a_n\}$の階差数列$\{b_n\}$の一般項が $b_n = 2^n$ で与えられ、初項が $a_1 = 1$ のとき、数列$\{a_n\}$の一般項 $a_n$ を求める問題です。

代数学数列階差数列等比数列一般項シグマ
2025/4/23

1. 問題の内容

数列{an}\{a_n\}の階差数列{bn}\{b_n\}の一般項が bn=2nb_n = 2^n で与えられ、初項が a1=1a_1 = 1 のとき、数列{an}\{a_n\}の一般項 ana_n を求める問題です。

2. 解き方の手順

階差数列の公式を用いて、数列 {an}\{a_n\} の一般項を求めます。 n2n \geq 2 のとき、階差数列の公式は次のようになります。
an=a1+k=1n1bka_n = a_1 + \sum_{k=1}^{n-1} b_k
与えられた条件から、a1=1a_1 = 1bn=2nb_n = 2^n であるので、
an=1+k=1n12ka_n = 1 + \sum_{k=1}^{n-1} 2^k
k=1n12k\sum_{k=1}^{n-1} 2^k は初項2、公比2、項数 n1n-1 の等比数列の和であるから、
k=1n12k=2(2n11)21=2n2\sum_{k=1}^{n-1} 2^k = \frac{2(2^{n-1} - 1)}{2-1} = 2^n - 2
したがって、
an=1+2n2=2n1a_n = 1 + 2^n - 2 = 2^n - 1
この式は n=1n=1 のときも a1=211=1a_1 = 2^1 - 1 = 1 となり成り立つ。

3. 最終的な答え

an=2n1a_n = 2^n - 1

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