問題5は、放物線の平行移動と対称移動に関する問題です。 (1) 放物線 $y = 3x^2 - x + 7$ を $x$軸方向に$-1$、$y$軸方向に$2$だけ平行移動した放物線の方程式を求めます。 (2) 放物線 $y = -x^2 + 2x - 3$ を $G$ とします。放物線 $G$ を、$x$軸に関して対称移動、 $y$軸に関して対称移動、原点に関して対称移動した放物線の方程式をそれぞれ求めます。 問題6は、放物線と$x$軸との接点や交点に関する問題です。 (1) 放物線 $y = -x^2 + kx + k + 1$ が $x$軸と1点で接するとき、定数 $k$ の値を求めます。また、このときの接点の座標を求めます。 (2) 放物線 $y = -x^2 - 4kx - 5k^2 + 4k - 3$ の頂点の $y$ 座標を求めます。また、放物線が $x$軸と異なる2点で交わるとき、定数 $k$ の値の範囲を求めます。
2025/4/24
1. 問題の内容
問題5は、放物線の平行移動と対称移動に関する問題です。
(1) 放物線 を 軸方向に、軸方向にだけ平行移動した放物線の方程式を求めます。
(2) 放物線 を とします。放物線 を、軸に関して対称移動、 軸に関して対称移動、原点に関して対称移動した放物線の方程式をそれぞれ求めます。
問題6は、放物線と軸との接点や交点に関する問題です。
(1) 放物線 が 軸と1点で接するとき、定数 の値を求めます。また、このときの接点の座標を求めます。
(2) 放物線 の頂点の 座標を求めます。また、放物線が 軸と異なる2点で交わるとき、定数 の値の範囲を求めます。
2. 解き方の手順
問題5
(1) 平行移動の公式: を 軸方向に 、軸方向に 平行移動すると、 となります。
したがって、 を 軸方向に、軸方向にだけ平行移動すると、
よって、アは3, イは5, ウエは11です。
(2)
を とします。
- 軸に関して対称移動: を に置き換えます。
よって、オは0です。
- 軸に関して対称移動: を に置き換えます。
よって、カは6です。
- 原点に関して対称移動: を 、 を に置き換えます。
よって、キは1です。
問題6
(1) 放物線 が 軸と1点で接するとき、判別式 です。
よって、アイは-2です。
このとき、
接点の座標は
よって、ウエは-1, オは0です。
(2) 放物線 の頂点の 座標を求めます。
頂点の 座標は
よって、カは-1, キは4, クは3です。
放物線が 軸と異なる2点で交わるとき、判別式 です。
よって、ケは1, コは3です。
3. 最終的な答え
問題5
(1) ア: 3, イ: 5, ウエ: 11
(2) オ: 0, カ: 6, キ: 1
問題6
(1) アイ: -2, ウエ: -1, オ: 0
(2) カ: -1, キ: 4, ク: 3, ケ: 1, コ: 3