図の角$\theta$の大きさを求める問題です。図には、長さが1と2の辺を持つ直角三角形と、斜辺の長さが5の三角形が描かれています。

幾何学三角比余弦定理角度直角三角形面積
2025/4/25

1. 問題の内容

図の角θ\thetaの大きさを求める問題です。図には、長さが1と2の辺を持つ直角三角形と、斜辺の長さが5の三角形が描かれています。

2. 解き方の手順

まず、直角三角形において、cosθ\cos \thetaの値を求めます。cosθ\cos \thetaは、斜辺分の隣辺で計算できます。
直角三角形の斜辺の長さをxxとすると、ピタゴラスの定理より、
x2=12+22=1+4=5x^2 = 1^2 + 2^2 = 1 + 4 = 5
したがって、x=5x = \sqrt{5}となります。
cosθ\cos \thetaの値は以下のようになります。
cosθ=25\cos \theta = \frac{2}{\sqrt{5}}
次に、sinθ\sin \thetaの値を求めます。
sinθ=15\sin \theta = \frac{1}{\sqrt{5}}
三角形の面積を2通りで表し、θ\thetaを求めます。
直角三角形の面積は12×1×2=1\frac{1}{2} \times 1 \times 2 = 1です。
もう一つの三角形の面積は、S=12×5×5×sinαS = \frac{1}{2} \times \sqrt{5} \times 5 \times \sin \alpha (ただし、α\alpha5\sqrt{5}と5の間の角) と表せます。
この二つの三角形を合わせた三角形の面積は、1+12×5×5×sinα1 + \frac{1}{2} \times \sqrt{5} \times 5 \times \sin \alpha です。
また、この三角形の面積は12×2×5×sinθ=5sinθ\frac{1}{2} \times 2 \times 5 \times \sin \theta = 5 \sin \theta とも表せます。
cosθ=25\cos \theta = \frac{2}{\sqrt{5}}なので、5cosθ=5×25=255 \cos \theta = 5 \times \frac{2}{\sqrt{5}} = 2 \sqrt{5}
余弦定理より、52=22+(5)22×2×5cosθ5^2 = 2^2 + (\sqrt{5})^2 - 2 \times 2 \times \sqrt{5} \cos \theta
25=4+545cosθ25 = 4 + 5 - 4 \sqrt{5} \cos \theta
16=45cosθ16 = -4 \sqrt{5} \cos \theta
cosθ=1645=45\cos \theta = -\frac{16}{4 \sqrt{5}} = -\frac{4}{\sqrt{5}}
θ\thetaは直角三角形の角なので、0<θ<π20 < \theta < \frac{\pi}{2} です。したがって、cosθ\cos \theta は正である必要があります。
cosθ=25\cos \theta = \frac{2}{\sqrt{5}} を満たすθ\thetaθ=arccos25\theta = \arccos \frac{2}{\sqrt{5}}です。
この値を計算すると、θ26.565 \theta \approx 26.565度です。
tanθ=12\tan \theta = \frac{1}{2}なので、θ=arctan12\theta = \arctan \frac{1}{2} です。

3. 最終的な答え

θ=arctan12\theta = \arctan{\frac{1}{2}}

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