1. 問題の内容
図の角の大きさを求める問題です。図には、長さが1と2の辺を持つ直角三角形と、斜辺の長さが5の三角形が描かれています。
2. 解き方の手順
まず、直角三角形において、の値を求めます。は、斜辺分の隣辺で計算できます。
直角三角形の斜辺の長さをとすると、ピタゴラスの定理より、
したがって、となります。
の値は以下のようになります。
次に、の値を求めます。
三角形の面積を2通りで表し、を求めます。
直角三角形の面積はです。
もう一つの三角形の面積は、 (ただし、はと5の間の角) と表せます。
この二つの三角形を合わせた三角形の面積は、 です。
また、この三角形の面積は とも表せます。
なので、
余弦定理より、
は直角三角形の角なので、 です。したがって、 は正である必要があります。
を満たすはです。
この値を計算すると、度です。
なので、 です。