問題文は、平面上の3点A, B, Cに関する条件が与えられており、点Aと点Bは定点、点CはBC = 6を満たすように動く点である。線分ACの垂直二等分線と線分BCの交点をPとする。このとき、点Pがある楕円E上にあることを示す。 (1) 点Aと点Bの座標がそれぞれ(-2, 0)と(2, 0)のとき、楕円Eの方程式を求める。 (2) 点Aと点Bの座標がそれぞれ(0, -1)と(0, 3)のとき、楕円Eの方程式を表すものを選択肢から選ぶ。

幾何学楕円軌跡垂直二等分線座標平面
2025/4/26

1. 問題の内容

問題文は、平面上の3点A, B, Cに関する条件が与えられており、点Aと点Bは定点、点CはBC = 6を満たすように動く点である。線分ACの垂直二等分線と線分BCの交点をPとする。このとき、点Pがある楕円E上にあることを示す。
(1) 点Aと点Bの座標がそれぞれ(-2, 0)と(2, 0)のとき、楕円Eの方程式を求める。
(2) 点Aと点Bの座標がそれぞれ(0, -1)と(0, 3)のとき、楕円Eの方程式を表すものを選択肢から選ぶ。

2. 解き方の手順

(1)
まず、a2b2\sqrt{a^2 - b^2} の値を求める。AとBは楕円の焦点なので、焦点間の距離は4であり、その半分がa2b2\sqrt{a^2 - b^2} となる。よって、a2b2=2\sqrt{a^2 - b^2} = 2 である。
次に、楕円の長軸の長さ 2a2a の値を求める。問題文より、AP+BP=6AP + BP = 6 が成り立つ。これは、楕円の定義そのものであり、AP+BP=2aAP + BP = 2a であるから、2a=62a = 6。よって、a=3a = 3
a2b2=2\sqrt{a^2 - b^2} = 2 より、a2b2=4a^2 - b^2 = 4a=3a = 3 なので、9b2=49 - b^2 = 4。よって、b2=5b^2 = 5
したがって、楕円Eの方程式は x29+y25=1\frac{x^2}{9} + \frac{y^2}{5} = 1
(2)
点Aの座標が (0, -1)、点Bの座標が (0, 3) のとき、楕円の中心は線分ABの中点であるから、中心の座標は (0, 1) である。したがって、楕円の方程式は x2a2+(y1)2b2=1\frac{x^2}{a^2} + \frac{(y-1)^2}{b^2} = 1 と表せる。
A, Bが焦点であるから、c=2c = 2 であり、b>ab > a であることから、b2=a2+c2=a2+4b^2 = a^2 + c^2 = a^2 + 4
Pは楕円上の点であり、AP+BP=6AP+BP=6 なので、2b=62b=6, b=3b=3 である。
b2=a2+4b^2 = a^2 + 4 より、9=a2+49 = a^2 + 4, よって、a2=5a^2 = 5
したがって、楕円の方程式は x25+(y1)29=1\frac{x^2}{5} + \frac{(y-1)^2}{9} = 1 であり、変形すると 9x2+5(y22y+1)=459x^2 + 5(y^2 - 2y + 1) = 45, 9x2+5y210y+5=459x^2 + 5y^2 - 10y + 5 = 45, 9x2+5y210y40=09x^2 + 5y^2 - 10y - 40 = 0 となる。

3. 最終的な答え

(1) ス: AC, セ: 2, ソ: 6, タ: 9, チ: 5
(2) ツ: ⑥

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