直角三角形ABCにおいて、BC=4, CA=3, ∠ACB=90° とする。辺AB上にAD=xとなる点Dをとる。点DからBC, ACへ、それぞれ垂線DE, DFを引く。 (1) 長方形DECFの面積Sをxで表せ。 (2) Sの最大値とそのときのxの値を求めよ。

幾何学直角三角形面積最大値相似二次関数
2025/6/21

1. 問題の内容

直角三角形ABCにおいて、BC=4, CA=3, ∠ACB=90° とする。辺AB上にAD=xとなる点Dをとる。点DからBC, ACへ、それぞれ垂線DE, DFを引く。
(1) 長方形DECFの面積Sをxで表せ。
(2) Sの最大値とそのときのxの値を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 長方形DECFの面積を求める。
まず、三平方の定理より、AB=AC2+BC2=32+42=9+16=25=5AB = \sqrt{AC^2 + BC^2} = \sqrt{3^2 + 4^2} = \sqrt{9 + 16} = \sqrt{25} = 5 である。
次に、AD:DF=AB:BCの関係より、x:DF=5:4x:DF=5:4 であるから、DF=45xDF = \frac{4}{5}x となる。
また、BD:DE=BA:ACの関係より、BD=ABAD=5xBD = AB - AD = 5 - xであるから、(5x):DE=5:3(5-x):DE=5:3 より、DE=35(5x)DE = \frac{3}{5}(5-x) となる。
したがって、長方形DECFの面積Sは、S=DEDF=35(5x)45x=1225x(5x)S = DE \cdot DF = \frac{3}{5}(5-x) \cdot \frac{4}{5}x = \frac{12}{25}x(5-x) と表せる。
(2) Sの最大値とそのときのxの値を求める。
S=1225x(5x)=1225(x2+5x)=1225(x25x)S = \frac{12}{25}x(5-x) = \frac{12}{25}(-x^2 + 5x) = -\frac{12}{25}(x^2 - 5x)
平方完成を行うと、
S=1225((x52)2(52)2)=1225(x52)2+1225254=1225(x52)2+3S = -\frac{12}{25}((x-\frac{5}{2})^2 - (\frac{5}{2})^2) = -\frac{12}{25}(x-\frac{5}{2})^2 + \frac{12}{25} \cdot \frac{25}{4} = -\frac{12}{25}(x-\frac{5}{2})^2 + 3
Sは x=52x = \frac{5}{2} のとき、最大値3をとる。

3. 最終的な答え

(1) S=1225x(5x)S = \frac{12}{25}x(5-x)
(2) Sの最大値は3, そのときのxの値は52\frac{5}{2}

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