$f(x) = x^2 - 2mx + m + 6$ について、以下の2つの問いに答える。 (1) 不等式 $f(x) \ge 0$ がすべての実数 $x$ で成り立つような $m$ の値の範囲を求める。 (2) 方程式 $f(x) = 0$ が1より大きい異なる2つの実数解をもつような $m$ の値の範囲を求める。

代数学二次関数判別式不等式二次方程式解の配置
2025/4/27

1. 問題の内容

f(x)=x22mx+m+6f(x) = x^2 - 2mx + m + 6 について、以下の2つの問いに答える。
(1) 不等式 f(x)0f(x) \ge 0 がすべての実数 xx で成り立つような mm の値の範囲を求める。
(2) 方程式 f(x)=0f(x) = 0 が1より大きい異なる2つの実数解をもつような mm の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1)
f(x)0f(x) \ge 0 がすべての実数 xx で成り立つ条件は、f(x)f(x) の判別式 DDD0D \le 0 となることである。
D=(2m)24(1)(m+6)=4m24m240D = (-2m)^2 - 4(1)(m+6) = 4m^2 - 4m - 24 \le 0
m2m60m^2 - m - 6 \le 0
(m3)(m+2)0(m-3)(m+2) \le 0
2m3-2 \le m \le 3
したがって、mm の範囲は 2m3-2 \le m \le 3 である。正解は選択肢の③。
(2)
f(x)=0f(x) = 0 が1より大きい異なる2つの実数解を持つ条件は以下の3つである。
(i) f(x)=0f(x) = 0 が異なる2つの実数解を持つ(判別式 D>0D > 0)。
(ii) 軸 x=mx = m が 1 より大きい (m>1m > 1)。
(iii) f(1)>0f(1) > 0
(i) D=4m24m24>0D = 4m^2 - 4m - 24 > 0
m2m6>0m^2 - m - 6 > 0
(m3)(m+2)>0(m-3)(m+2) > 0
m<2m < -2 または m>3m > 3
(ii) m>1m > 1
(iii) f(1)=122m(1)+m+6=12m+m+6=7m>0f(1) = 1^2 - 2m(1) + m + 6 = 1 - 2m + m + 6 = 7 - m > 0
m<7m < 7
(i), (ii), (iii) を満たす mm の範囲を求める。
m<2m < -2 または m>3m > 3, m>1m > 1, m<7m < 7
したがって、3<m<73 < m < 7 である。
正解は選択肢の④。

3. 最終的な答え

(1) mm の値の範囲:③
(2) mm の値の範囲:④

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