(1) 平面上に3点 $O(0,0)$, $A(1,2)$, $B(-10,1)$ と動点 $P$ がある。このとき、$OP^2 + AP^2 + BP^2$ を最小にする点 $P$ の $x$ 座標とその最小値を求めよ。 (2) 放物線 $y = 4x^2 + 2ax - 1$ を $x$ 軸方向に $-1$, $y$ 軸方向に $2$ だけ平行移動すると点 $(2, 1)$ を通る。このとき、定数 $a$ の値を求めよ。さらに、この平行移動した放物線を直線 $x = 5$ に関して対称移動した放物線の方程式を求めよ。 (3) 方程式 $|x+2| + |y| = 6$ の表す図を描け。
2025/4/27
はい、承知いたしました。問題文を読み解き、順番に解いていきます。
1. 問題の内容
(1) 平面上に3点 , , と動点 がある。このとき、 を最小にする点 の 座標とその最小値を求めよ。
(2) 放物線 を 軸方向に , 軸方向に だけ平行移動すると点 を通る。このとき、定数 の値を求めよ。さらに、この平行移動した放物線を直線 に関して対称移動した放物線の方程式を求めよ。
(3) 方程式 の表す図を描け。
2. 解き方の手順
(1)
点 の座標を とする。
を最小にするのは、 かつ のとき。
したがって、, であり、
この時の最小値は
(2)
を 軸方向に , 軸方向に だけ平行移動すると、
これが点 を通るので、
平行移動後の放物線は
を直線 に関して対称移動すると、
を に置き換える。
(3)
場合分け
i) のとき
(, なので )
ii) のとき
(, なので )
iii) のとき
(, なので )
iv) のとき
(, なので )
この4つの直線を描けばよい。
3. 最終的な答え
(1) 座標は であり、最小値は である。
(2) であり、対称移動した放物線の方程式は である。
(3) のグラフは、以下の4つの直線で構成されるひし形である。
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