問題は、与えられた数(72と300)について、正の約数の個数と、正の約数の総和を求めることです。

数論約数素因数分解約数の個数約数の総和
2025/4/27

1. 問題の内容

問題は、与えられた数(72と300)について、正の約数の個数と、正の約数の総和を求めることです。

2. 解き方の手順

(1) 72の場合
まず、72を素因数分解します。
72=23×3272 = 2^3 \times 3^2
約数の個数は、各素因数の指数のそれぞれに1を足したものを掛け合わせたものです。
約数の個数 = (3+1)(2+1)=4×3=12(3+1)(2+1) = 4 \times 3 = 12
次に、約数の総和を求めます。約数の総和は、各素因数について(1+p+p2+...+pn)(1 + p + p^2 + ... + p^n)という形の部分の積で表されます。ここで、ppは素因数、nnはその指数です。
約数の総和 = (1+2+22+23)(1+3+32)=(1+2+4+8)(1+3+9)=15×13=195(1 + 2 + 2^2 + 2^3)(1 + 3 + 3^2) = (1 + 2 + 4 + 8)(1 + 3 + 9) = 15 \times 13 = 195
(2) 300の場合
まず、300を素因数分解します。
300=22×31×52300 = 2^2 \times 3^1 \times 5^2
約数の個数は、各素因数の指数のそれぞれに1を足したものを掛け合わせたものです。
約数の個数 = (2+1)(1+1)(2+1)=3×2×3=18(2+1)(1+1)(2+1) = 3 \times 2 \times 3 = 18
次に、約数の総和を求めます。約数の総和は、各素因数について(1+p+p2+...+pn)(1 + p + p^2 + ... + p^n)という形の部分の積で表されます。ここで、ppは素因数、nnはその指数です。
約数の総和 = (1+2+22)(1+3)(1+5+52)=(1+2+4)(1+3)(1+5+25)=7×4×31=28×31=868(1 + 2 + 2^2)(1 + 3)(1 + 5 + 5^2) = (1 + 2 + 4)(1 + 3)(1 + 5 + 25) = 7 \times 4 \times 31 = 28 \times 31 = 868

3. 最終的な答え

(1) 72について:
正の約数の個数:12個
正の約数の総和:195
(2) 300について:
正の約数の個数:18個
正の約数の総和:868

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