一辺の長さが2である正八面体ABCDEFを、直線AFを軸として1回転させる。(1)正八面体の内部が通過する部分の体積を求める。(2)正八面体の面が通過する部分の体積を求める。

幾何学立体図形体積回転体正八面体
2025/4/27

1. 問題の内容

一辺の長さが2である正八面体ABCDEFを、直線AFを軸として1回転させる。(1)正八面体の内部が通過する部分の体積を求める。(2)正八面体の面が通過する部分の体積を求める。

2. 解き方の手順

(1) 正八面体の内部が通過する部分の体積は、回転軸からの距離が最も遠い点である点D, 点Bが回転してできる円の半径によって決まる。この半径は、正方形BCDEの一辺の長さに等しく、2である。AFを軸とした回転体は、2つの合同な円錐を底面同士で貼り合わせた形になる。円錐の高さはAFの半分の長さとなる。
AFの長さは、正八面体が正方形BCDEを挟むように上下に正四角錐を組み合わせた立体であることから、2×\sqrt{2} \times 正方形の一辺の長さとなるので、222\sqrt{2}。よって円錐の高さは2\sqrt{2}
円錐の体積は V=13πr2hV = \frac{1}{3}\pi r^2 hで計算される。
ここでr=2r=2, h=2h=\sqrt{2}を代入すると、
V=13π(22)2=423πV = \frac{1}{3}\pi (2^2) \sqrt{2} = \frac{4\sqrt{2}}{3}\pi
回転体の体積は円錐2つ分の体積なので、
2V=823π2V = \frac{8\sqrt{2}}{3}\pi
(2) 正八面体の面が通過する部分の体積は、(1)で求めた回転体の体積に、正八面体の体積を加える必要がある。正八面体の体積は、正四角錐2つ分の体積として求められる。
正四角錐の底面積は2×2=42 \times 2 = 4。高さは2\sqrt{2}
正四角錐の体積はV=13Ah=13×4×2=423V = \frac{1}{3}Ah = \frac{1}{3} \times 4 \times \sqrt{2} = \frac{4\sqrt{2}}{3}
正八面体の体積は、正四角錐2つ分の体積なので、2V=8232V = \frac{8\sqrt{2}}{3}
正八面体の面が通過する部分の体積は、回転体の体積と正八面体の体積を足し合わせることで求められる。
823π+823=823(π+1)\frac{8\sqrt{2}}{3}\pi + \frac{8\sqrt{2}}{3} = \frac{8\sqrt{2}}{3}(\pi+1)

3. 最終的な答え

(1) 823π\frac{8\sqrt{2}}{3}\pi
(2) 823(π+1)\frac{8\sqrt{2}}{3}(\pi+1)

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