AとBの2チームが試合を行い、1回の試合でAが勝つ確率は $1/3$、Bが勝つ確率は $2/3$ である。先に2勝した方が優勝するとき、Aが優勝する確率を求める。

確率論・統計学確率確率の計算独立事象条件付き確率
2025/3/18
## 問題92

1. 問題の内容

AとBの2チームが試合を行い、1回の試合でAが勝つ確率は 1/31/3、Bが勝つ確率は 2/32/3 である。先に2勝した方が優勝するとき、Aが優勝する確率を求める。

2. 解き方の手順

Aが優勝するのは、以下の3つのケースが考えられる。
(i) Aが2連勝する。
(ii) Aが1勝1敗し、その後Aが勝つ。
(iii) Aが1敗1勝し、その後Aが勝つ。
(i) Aが2連勝する確率は、
P(AA)=13×13=19P(AA) = \frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{9}
(ii) Aが1勝1敗し、その後Aが勝つ確率は、
P(ABA)=13×23×13=227P(ABA) = \frac{1}{3} \times \frac{2}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{27}
(iii) Aが1敗1勝し、その後Aが勝つ確率は、
P(BAA)=23×13×13=227P(BAA) = \frac{2}{3} \times \frac{1}{3} \times \frac{1}{3} = \frac{2}{27}
したがって、Aが優勝する確率は、これらの確率の和である。
19+227+227=327+227+227=727\frac{1}{9} + \frac{2}{27} + \frac{2}{27} = \frac{3}{27} + \frac{2}{27} + \frac{2}{27} = \frac{7}{27}

3. 最終的な答え

Aが優勝する確率は 727\frac{7}{27} である。

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