(1) 点(4, 2)を通り、円 $(x-2)^2 + (y+1)^2 = 9$ に接する直線 $l$ の方程式を求める。 (2) 2つの円 $C: (x-1)^2 + (y+1)^2 = 3$ と $D: (x+1)^2 + y^2 = 2$ の交点をP, Qとする。3点P, Q, R(2, 1)を通る円の中心と半径を求める。

幾何学接線円の方程式
2025/4/29

1. 問題の内容

(1) 点(4, 2)を通り、円 (x2)2+(y+1)2=9(x-2)^2 + (y+1)^2 = 9 に接する直線 ll の方程式を求める。
(2) 2つの円 C:(x1)2+(y+1)2=3C: (x-1)^2 + (y+1)^2 = 3D:(x+1)2+y2=2D: (x+1)^2 + y^2 = 2 の交点をP, Qとする。3点P, Q, R(2, 1)を通る円の中心と半径を求める。

2. 解き方の手順

(1)
円の中心をA(2, -1)とする。点(4, 2)における円の接線を求める。
接線の方程式は、接点と中心を結ぶ直線に垂直である。
中心Aと接点(4, 2)を結ぶ直線の傾きは 2(1)42=32\frac{2-(-1)}{4-2} = \frac{3}{2} である。
したがって、接線の傾きは 23-\frac{2}{3} である。
求める接線の方程式は y2=23(x4)y - 2 = -\frac{2}{3}(x - 4) となる。
3(y2)=2(x4)3(y-2) = -2(x-4)
3y6=2x+83y - 6 = -2x + 8
2x+3y14=02x + 3y - 14 = 0
3y=2x+143y = -2x + 14
y=23x+143y = -\frac{2}{3}x + \frac{14}{3}
(2)
2つの円の交点を通る円の方程式は、実数 kk を用いて
(x1)2+(y+1)23+k((x+1)2+y22)=0(x-1)^2 + (y+1)^2 - 3 + k((x+1)^2 + y^2 - 2) = 0 と表せる。
この円が点(2, 1)を通るので、代入して
(21)2+(1+1)23+k((2+1)2+122)=0(2-1)^2 + (1+1)^2 - 3 + k((2+1)^2 + 1^2 - 2) = 0
1+43+k(9+12)=01 + 4 - 3 + k(9 + 1 - 2) = 0
2+8k=02 + 8k = 0
k=14k = -\frac{1}{4}
したがって、求める円の方程式は
(x1)2+(y+1)2314((x+1)2+y22)=0(x-1)^2 + (y+1)^2 - 3 - \frac{1}{4}((x+1)^2 + y^2 - 2) = 0
4((x1)2+(y+1)23)((x+1)2+y22)=04((x-1)^2 + (y+1)^2 - 3) - ((x+1)^2 + y^2 - 2) = 0
4(x22x+1+y2+2y+13)(x2+2x+1+y22)=04(x^2 - 2x + 1 + y^2 + 2y + 1 - 3) - (x^2 + 2x + 1 + y^2 - 2) = 0
4(x22x+y2+2y1)(x2+2x+y21)=04(x^2 - 2x + y^2 + 2y - 1) - (x^2 + 2x + y^2 - 1) = 0
4x28x+4y2+8y4x22xy2+1=04x^2 - 8x + 4y^2 + 8y - 4 - x^2 - 2x - y^2 + 1 = 0
3x210x+3y2+8y3=03x^2 - 10x + 3y^2 + 8y - 3 = 0
x2103x+y2+83y1=0x^2 - \frac{10}{3}x + y^2 + \frac{8}{3}y - 1 = 0
(x53)2(53)2+(y+43)2(43)21=0(x - \frac{5}{3})^2 - (\frac{5}{3})^2 + (y + \frac{4}{3})^2 - (\frac{4}{3})^2 - 1 = 0
(x53)2+(y+43)2=1+259+169=9+25+169=509(x - \frac{5}{3})^2 + (y + \frac{4}{3})^2 = 1 + \frac{25}{9} + \frac{16}{9} = \frac{9 + 25 + 16}{9} = \frac{50}{9}
中心(53,43)(\frac{5}{3}, -\frac{4}{3})
半径509=503=523\sqrt{\frac{50}{9}} = \frac{\sqrt{50}}{3} = \frac{5\sqrt{2}}{3}

3. 最終的な答え

(1) y=23x+143y = -\frac{2}{3}x + \frac{14}{3}
よって、y=23x+143y = -\frac{2}{3}x + \frac{14}{3} より、 2x+3y14=02x + 3y - 14 = 0
1=141 = 14
2=22 = 2
3=33 = 3
4=34 = 3
5=15 = 1
6=46 = 4
(2)
中心: (53\frac{5}{3}, 43-\frac{4}{3})
半径: 523\frac{5\sqrt{2}}{3}
7=57 = 5
8=38 = 3
9=49 = 4
10=410 = 4
11=311 = 3
12=512 = 5
13=213 = 2

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