1から10までの数字が書かれた10枚のカードが入った袋から、カードを2回取り出すゲームを行う。ただし、取り出したカードは袋に戻さない。最後に取り出したカードに書かれた数が得点$X$となる。$P(X=1)$と$P(X=2)$を求める問題。

確率論・統計学確率確率分布事象場合の数
2025/5/1

1. 問題の内容

1から10までの数字が書かれた10枚のカードが入った袋から、カードを2回取り出すゲームを行う。ただし、取り出したカードは袋に戻さない。最後に取り出したカードに書かれた数が得点XXとなる。P(X=1)P(X=1)P(X=2)P(X=2)を求める問題。

2. 解き方の手順

カードは全部で10枚ある。1回目にカードを取り出し、そのカードを戻さずに2回目のカードを取り出す。
P(X=1)P(X=1)の場合、2回目に取り出したカードが1である確率を求める。1回目の取り出し方に関わらず、2回目に1を引く確率は、1回目に何が出たかによって変わる。
1回目の取り出し方を考慮して、全事象の場合の数を考える。1回目に10枚から1枚取り出し、2回目に残りの9枚から1枚取り出すので、全事象は10×9=9010 \times 9 = 90通り。
X=1X=1となる場合を考える。2回目に1を引くので、
- 1回目に1以外のカード(9枚)を引き、2回目に1を引く。
この場合の数は9×1=99 \times 1 = 9通り。
よって、P(X=1)=990=110P(X=1) = \frac{9}{90} = \frac{1}{10}
同様に、P(X=2)P(X=2)の場合、2回目に取り出したカードが2である確率を求める。
- 1回目に2以外のカード(9枚)を引き、2回目に2を引く。
この場合の数は9×1=99 \times 1 = 9通り。
よって、P(X=2)=990=110P(X=2) = \frac{9}{90} = \frac{1}{10}

3. 最終的な答え

P(X=1)=110P(X=1) = \frac{1}{10}
P(X=2)=110P(X=2) = \frac{1}{10}

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