与えられた式 x4−7x2+9 を因数分解するために、平方完成の考え方を利用します。まず、x4+6x2+9であれば (x2+3)2 と因数分解できることに注目します。元の式に 6x2を加えるために、13x2を引きます。 x4−7x2+9=x4+6x2+9−13x2 =(x2+3)2−(13x)2 これにより、A2−B2=(A−B)(A+B)の因数分解公式が利用できるようになります。 (x2+3)2−(13x)2=(x2+3−13x)(x2+3+13x) 一般的に、係数は整数で表記したいので、もう少し異なる方法で平方完成を考えます。
x4−7x2+9=(x2+3)2−13x2 だったので、(x2−3)2にするとx4−6x2+9 となり、元の式と比較すると、−x2を引くことで、元の式に戻ります。 x4−7x2+9=(x2−3)2−x2 これにより、A2−B2=(A−B)(A+B)の因数分解公式が利用できるようになります。 (x2−3)2−x2=(x2−3−x)(x2−3+x) = (x2−x−3)(x2+x−3)