1つのサイコロを1回投げます。偶数の目が出たら硬貨を2枚投げ、奇数の目が出たら硬貨を1枚投げます。サイコロの出た目を$X$, 硬貨投げで表が出た枚数を$Y$とします。$X=1$となる事象を$A$, $Y=0$となる事象を$B$とするとき、事象$B$が起こったときの事象$A$が起こる条件付き確率を求めます。
2025/5/1
1. 問題の内容
1つのサイコロを1回投げます。偶数の目が出たら硬貨を2枚投げ、奇数の目が出たら硬貨を1枚投げます。サイコロの出た目を, 硬貨投げで表が出た枚数をとします。となる事象を, となる事象をとするとき、事象が起こったときの事象が起こる条件付き確率を求めます。
2. 解き方の手順
事象は、となる事象、つまり、硬貨を投げた時に表が1枚も出ない事象です。
を求めるために、とをそれぞれ計算します。
まず、を計算します。はとなる事象なので、サイコロで1が出て、かつ、硬貨投げで表が1枚も出ない事象です。サイコロで1が出る確率はです。サイコロで1が出たとき、硬貨を1枚投げます。その硬貨が裏になる確率はです。したがって、
次に、を計算します。となる事象は、サイコロの目が偶数のときは2枚の硬貨を投げ、2枚とも裏になる場合と、サイコロの目が奇数のときは1枚の硬貨を投げ、その硬貨が裏になる場合です。
サイコロの目が偶数である確率はで、そのとき2枚の硬貨を投げ、2枚とも裏になる確率はです。
サイコロの目が奇数である確率はで、そのとき1枚の硬貨を投げ、その硬貨が裏になる確率はです。
したがって、
求める条件付き確率は、