木の高さ $PH = 6$ m, $\angle PAH = 60^\circ$, $\angle PBH = 30^\circ$, $\angle AHB = 60^\circ$, $\angle PHA = 90^\circ$, $\angle PHB = 90^\circ$ のとき、以下の距離を求めます。 (1) 2点A, H間の距離 (2) 2点B, H間の距離 (3) 2点A, B間の距離

幾何学三角比直角三角形余弦定理距離
2025/3/18

1. 問題の内容

木の高さ PH=6PH = 6 m, PAH=60\angle PAH = 60^\circ, PBH=30\angle PBH = 30^\circ, AHB=60\angle AHB = 60^\circ, PHA=90\angle PHA = 90^\circ, PHB=90\angle PHB = 90^\circ のとき、以下の距離を求めます。
(1) 2点A, H間の距離
(2) 2点B, H間の距離
(3) 2点A, B間の距離

2. 解き方の手順

(1) AとHの間の距離AHを求めます。
PAH\triangle PAH は直角三角形なので、AH=PHtanPAHAH = \frac{PH}{\tan \angle PAH} が成り立ちます。
tanPAH=tan60=3\tan \angle PAH = \tan 60^\circ = \sqrt{3} なので、
AH=63=633=23AH = \frac{6}{\sqrt{3}} = \frac{6\sqrt{3}}{3} = 2\sqrt{3} m
(2) BとHの間の距離BHを求めます。
PBH\triangle PBH は直角三角形なので、BH=PHtanPBHBH = \frac{PH}{\tan \angle PBH} が成り立ちます。
tanPBH=tan30=13\tan \angle PBH = \tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}} なので、
BH=613=63BH = \frac{6}{\frac{1}{\sqrt{3}}} = 6\sqrt{3} m
(3) AとBの間の距離ABを求めます。
AHB\triangle AHB において、AH = 232\sqrt{3}, BH = 636\sqrt{3}, AHB=60\angle AHB = 60^\circ です。
余弦定理より、
AB2=AH2+BH22AHBHcosAHBAB^2 = AH^2 + BH^2 - 2 \cdot AH \cdot BH \cdot \cos \angle AHB
AB2=(23)2+(63)222363cos60AB^2 = (2\sqrt{3})^2 + (6\sqrt{3})^2 - 2 \cdot 2\sqrt{3} \cdot 6\sqrt{3} \cdot \cos 60^\circ
AB2=12+1082236312AB^2 = 12 + 108 - 2 \cdot 2\sqrt{3} \cdot 6\sqrt{3} \cdot \frac{1}{2}
AB2=12036=84AB^2 = 120 - 36 = 84
AB=84=421=221AB = \sqrt{84} = \sqrt{4 \cdot 21} = 2\sqrt{21} m

3. 最終的な答え

(1) 232\sqrt{3} m
(2) 636\sqrt{3} m
(3) 2212\sqrt{21} m

「幾何学」の関連問題

図のような道があり、点Aから点Bまで、必ず点Pを通って、遠回りをせずに進む場合の経路の総数を求める問題です。

経路探索組み合わせ最短経路場合の数
2025/6/29

右の図のような道があるとき、A地点からP地点を経由してB地点まで、遠回りをしないで行く道順は何通りあるか。

組み合わせ最短経路二項係数
2025/6/29

点 $A(3, -1)$ を通り、直線 $3x + 2y + 1 = 0$ に垂直な直線と、平行な直線のそれぞれの方程式を求めます。

直線方程式傾き垂直平行点傾斜式
2025/6/29

座標平面上に点A(0, 5)を中心とし、$x$軸に接する円Kがある。直線$l: y = 7x + 5k$と円Kは異なる2点B, Cで交わっている。ここで、$k$は定数である。 (1) 円Kの方程式を求...

接線座標平面正方形方程式二次方程式
2025/6/29

## 数学の問題の解答

正四面体体積ベクトル空間図形
2025/6/29

一辺の長さが3の正四面体OABCがある。辺OC上にOD=1となる点Dを、辺OB上にOE=3/4となる点Eをとる。 (1) △ABCの外接円の半径と、点Oから平面ABCに下ろした垂線の足Hまでの距離OH...

空間図形正四面体体積ベクトル三角比
2025/6/29

与えられた図は立方体の展開図に正方形が2つ余分に追加されたものである。追加された2つの正方形の組み合わせは何通り考えられるか。

立方体展開図空間認識組み合わせ
2025/6/29

図のような展開図を組み立てて正八面体を作ったとき、面キ以外で面αと接している面はどれかを選ぶ問題です。

立体図形正八面体展開図空間認識
2025/6/29

与えられた展開図を組み立ててできる立方体として、選択肢1~5のうちどれが正しいかを答える問題です。展開図には、黒丸と白丸が描かれています。

立方体展開図空間認識能力
2025/6/29

与えられた図は立方体の展開図に正方形が2つ余分に追加されたものです。追加された2つの正方形の組み合わせとして考えられるものが何通りあるかを求める問題です。

立方体展開図組み合わせ
2025/6/29