3つのベクトル $\vec{v_1} = \begin{bmatrix} 7 \\ -3 \\ 0 \end{bmatrix}$, $\vec{v_2} = \begin{bmatrix} -3 \\ 4 \\ 4 \end{bmatrix}$, $\vec{v_3} = \begin{bmatrix} 22 \\ -4 \\ k \end{bmatrix}$ が $\mathbb{R}^3$ の基底をなすのは、$k \neq$ 何のときか。

代数学線形代数ベクトル基底行列式線形独立
2025/5/1

1. 問題の内容

3つのベクトル
v1=[730]\vec{v_1} = \begin{bmatrix} 7 \\ -3 \\ 0 \end{bmatrix}, v2=[344]\vec{v_2} = \begin{bmatrix} -3 \\ 4 \\ 4 \end{bmatrix}, v3=[224k]\vec{v_3} = \begin{bmatrix} 22 \\ -4 \\ k \end{bmatrix}
R3\mathbb{R}^3 の基底をなすのは、kk \neq 何のときか。

2. 解き方の手順

3つのベクトルが R3\mathbb{R}^3 の基底をなすための必要十分条件は、これらのベクトルが線形独立であることです。線形独立であることは、これらのベクトルを列ベクトルとする行列の行列式が0でないことと同値です。したがって、以下の行列の行列式を計算し、それが0となる kk の値を求めます。
A=[732234404k]A = \begin{bmatrix} 7 & -3 & 22 \\ -3 & 4 & -4 \\ 0 & 4 & k \end{bmatrix}
行列式は以下の通り計算できます。
det(A)=7444k(3)340k+223404\det(A) = 7 \begin{vmatrix} 4 & -4 \\ 4 & k \end{vmatrix} - (-3) \begin{vmatrix} -3 & -4 \\ 0 & k \end{vmatrix} + 22 \begin{vmatrix} -3 & 4 \\ 0 & 4 \end{vmatrix}
det(A)=7(4k(4)(4))+3(3k(4)(0))+22((3)(4)(4)(0))\det(A) = 7(4k - (-4)(4)) + 3(-3k - (-4)(0)) + 22((-3)(4) - (4)(0))
det(A)=7(4k+16)+3(3k)+22(12)\det(A) = 7(4k + 16) + 3(-3k) + 22(-12)
det(A)=28k+1129k264\det(A) = 28k + 112 - 9k - 264
det(A)=19k152\det(A) = 19k - 152
基底をなす条件は det(A)0\det(A) \neq 0 であるので、
19k152019k - 152 \neq 0
19k15219k \neq 152
k15219k \neq \frac{152}{19}
k8k \neq 8

3. 最終的な答え

k8k \neq 8

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