(3) 2次関数 $y = x^2 + 4x - 3$ のグラフを $x$ 軸方向に $p$, $y$ 軸方向に $q$ だけ平行移動すると、$y = x^2 - 2x + 4$ になる。$p$ と $q$ の値を求めよ。 (4) 2次関数 $y = x^2 + 4x + 1$ のグラフを $x$ 軸方向に $p$, $y$ 軸方向に $q$ だけ平行移動すると、$y = x^2 - 6x - 11$ のグラフになる。$p$ と $q$ の値を求めよ。

代数学二次関数平行移動平方完成頂点
2025/5/2

1. 問題の内容

(3) 2次関数 y=x2+4x3y = x^2 + 4x - 3 のグラフを xx 軸方向に pp, yy 軸方向に qq だけ平行移動すると、y=x22x+4y = x^2 - 2x + 4 になる。ppqq の値を求めよ。
(4) 2次関数 y=x2+4x+1y = x^2 + 4x + 1 のグラフを xx 軸方向に pp, yy 軸方向に qq だけ平行移動すると、y=x26x11y = x^2 - 6x - 11 のグラフになる。ppqq の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(3)
まず、それぞれの2次関数を平方完成する。
y=x2+4x3=(x+2)243=(x+2)27y = x^2 + 4x - 3 = (x + 2)^2 - 4 - 3 = (x + 2)^2 - 7
y=x22x+4=(x1)21+4=(x1)2+3y = x^2 - 2x + 4 = (x - 1)^2 - 1 + 4 = (x - 1)^2 + 3
y=x2+4x3y = x^2 + 4x - 3 の頂点は (2,7)(-2, -7) であり、y=x22x+4y = x^2 - 2x + 4 の頂点は (1,3)(1, 3) である。
頂点が (2,7)(-2, -7) から (1,3)(1, 3) へ移動したことから、
xx 軸方向に 1(2)=31 - (-2) = 3, yy 軸方向に 3(7)=103 - (-7) = 10 平行移動したことがわかる。
したがって、p=3p = 3, q=10q = 10 である。
(4)
まず、それぞれの2次関数を平方完成する。
y=x2+4x+1=(x+2)24+1=(x+2)23y = x^2 + 4x + 1 = (x + 2)^2 - 4 + 1 = (x + 2)^2 - 3
y=x26x11=(x3)2911=(x3)220y = x^2 - 6x - 11 = (x - 3)^2 - 9 - 11 = (x - 3)^2 - 20
y=x2+4x+1y = x^2 + 4x + 1 の頂点は (2,3)(-2, -3) であり、y=x26x11y = x^2 - 6x - 11 の頂点は (3,20)(3, -20) である。
頂点が (2,3)(-2, -3) から (3,20)(3, -20) へ移動したことから、
xx 軸方向に 3(2)=53 - (-2) = 5, yy 軸方向に 20(3)=17-20 - (-3) = -17 平行移動したことがわかる。
したがって、p=5p = 5, q=17q = -17 である。

3. 最終的な答え

(3) xx 軸方向に 33, yy 軸方向に 1010
(4) xx 軸方向に 55, yy 軸方向に 17-17

「代数学」の関連問題

与えられた2つの数を解とする二次方程式を1つ作成する問題です。具体的には、以下の3つの場合について二次方程式を求めます。 (1) 2, -1 (2) $2 + \sqrt{3}, 2 - \sqrt{...

二次方程式解と係数の関係複素数平方根
2025/5/2

行列A, Bが与えられたとき、それらが可換であること、非可換であることの定義をそれぞれ述べる。

線形代数行列可換非可換
2025/5/2

次の5つの式を因数分解してください。 (1) $6xy - 8x - 3y + 4$ (2) $8x^2 + 6xy - 9y^2$ (3) $(x^2 + x)^2 - 8(x^2 + x) + 1...

因数分解多項式2次式たすき掛け
2025/5/2

与えられたベクトル $\vec{a} = \begin{pmatrix} 2 \\ 4 \\ 6 \end{pmatrix}$, $\vec{b} = \begin{pmatrix} 4 \\ 5 \...

ベクトル一次独立一次従属一次結合線形代数連立一次方程式
2025/5/2

与えられた3つの2次式を、複素数の範囲で因数分解する問題です。 (1) $x^2 - 3x - 2$ (2) $2x^2 - 2x - 3$ (3) $x^2 + 4x + 6$

二次方程式因数分解解の公式複素数
2025/5/2

問題は20と21の2つの大問に分かれており、それぞれ4つの小問があります。 大問20は因数分解の問題、大問21は計算問題です。

因数分解展開式の計算二乗の計算共通因数和と差の積
2025/5/2

問題は、もとのコーヒーの量を$x$ mLとして、4人で分けたところ、1人あたり240mLになったという状況を表す方程式を選択肢から選ぶことと、もとのコーヒーの量$x$を求めることです。コーヒーを入れる...

方程式一次方程式文章問題数量関係
2025/5/2

与えられた2次方程式を解きます。具体的には、以下の2つの方程式を解きます。 1. $x^2 - 3x + 9 = 0$

二次方程式解の公式複素数重解
2025/5/2

(4) の方程式 $\frac{2x-1}{3} = \frac{x+3}{5}$ を解く問題です。

一次方程式方程式分数
2025/5/2

$x=58$、$y=24$のとき、$x^2 - 4xy + 4y^2$ の値を求めます。

因数分解式の計算代入
2025/5/2