大小中3個のサイコロを投げるとき、以下の問いに答えます。 (1) 目の積が偶数になる場合の数を求めます。 (2) 目の和が奇数になる場合の数を求めます。

確率論・統計学確率サイコロ場合の数余事象組み合わせ
2025/5/2

1. 問題の内容

大小中3個のサイコロを投げるとき、以下の問いに答えます。
(1) 目の積が偶数になる場合の数を求めます。
(2) 目の和が奇数になる場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 目の積が偶数になる場合
目の積が偶数になるのは、少なくとも1つのサイコロの目が偶数であるときです。
余事象を考えます。つまり、すべてのサイコロの目が奇数である場合を考えます。
各サイコロの目が奇数になる確率は 1/21/2 です(1, 3, 5のいずれか)。
したがって、3つのサイコロの目がすべて奇数になる確率は (1/2)3=1/8(1/2)^3 = 1/8 です。
すべての目の出方は 63=2166^3 = 216 通りです。
すべての目が奇数になる場合の数は 33=273^3 = 27 通りです。
したがって、少なくとも1つの目が偶数である場合の数は 21627=189216 - 27 = 189 通りです。
(2) 目の和が奇数になる場合
目の和が奇数になるのは、
(a) 3つとも奇数
(b) 1つが奇数で2つが偶数
のいずれかの場合です。
(a) 3つとも奇数の場合、場合の数は 3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27 通りです。
(b) 1つが奇数で2つが偶数の場合、奇数のサイコロの位置は3通りあります。
それぞれのサイコロの目の数は、奇数が3通り、偶数が3通りです。
したがって、場合の数は 3×3×3×3=813 \times 3 \times 3 \times 3 = 81 通りです。
よって、目の和が奇数になる場合の数は 27+81=10827 + 81 = 108 通りです。
別の解法:
3つのサイコロの目の和が奇数になる確率は 1/21/2 です。
すべての目の出方は 63=2166^3 = 216 通りなので、目の和が奇数になる場合の数は 216/2=108216 / 2 = 108 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 目の積が偶数になる場合の数: 189通り
(2) 目の和が奇数になる場合の数: 108通り

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