$-\sin\theta + \cos\theta$ を $r\sin(\theta+\alpha)$ の形に変形する問題です。ただし、$r>0$ かつ $-\pi < \alpha < \pi$ とします。

幾何学三角関数三角関数の合成
2025/5/2

1. 問題の内容

sinθ+cosθ-\sin\theta + \cos\thetarsin(θ+α)r\sin(\theta+\alpha) の形に変形する問題です。ただし、r>0r>0 かつ π<α<π-\pi < \alpha < \pi とします。

2. 解き方の手順

まず、三角関数の合成を行います。
sinθ+cosθ=rsin(θ+α)-\sin\theta + \cos\theta = r\sin(\theta+\alpha) とすると、
rsin(θ+α)=r(sinθcosα+cosθsinα)=(rcosα)sinθ+(rsinα)cosθr\sin(\theta+\alpha) = r(\sin\theta\cos\alpha + \cos\theta\sin\alpha) = (r\cos\alpha)\sin\theta + (r\sin\alpha)\cos\theta
したがって、
rcosα=1r\cos\alpha = -1
rsinα=1r\sin\alpha = 1
両辺を2乗して足し合わせると、
r2cos2α+r2sin2α=(1)2+12r^2\cos^2\alpha + r^2\sin^2\alpha = (-1)^2 + 1^2
r2(cos2α+sin2α)=1+1r^2(\cos^2\alpha + \sin^2\alpha) = 1 + 1
r2=2r^2 = 2
r>0r>0 より、
r=2r = \sqrt{2}
このとき、
2cosα=1\sqrt{2}\cos\alpha = -1 より、cosα=12\cos\alpha = -\frac{1}{\sqrt{2}}
2sinα=1\sqrt{2}\sin\alpha = 1 より、sinα=12\sin\alpha = \frac{1}{\sqrt{2}}
π<α<π-\pi < \alpha < \pi の範囲で、これらを満たす α\alpha は、α=34π\alpha = \frac{3}{4}\pi です。
したがって、
sinθ+cosθ=2sin(θ+34π)-\sin\theta + \cos\theta = \sqrt{2}\sin\left(\theta + \frac{3}{4}\pi\right)

3. 最終的な答え

2sin(θ+34π)\sqrt{2}\sin\left(\theta + \frac{3}{4}\pi\right)
したがって、答えは、
工: 2
オ: 3
カ: 4

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