問題は、直方体に関するベクトルに関する問題です。 (1) 同じ直方体を2つ並べた図において、$\vec{CA} = \vec{x}$, $\vec{CD} = \vec{y}$, $\vec{CG} = \vec{z}$ とおくとき、指定されたベクトルがどの線分と等しいか答える問題です(これは画像に答えが記入済みです)。 (2) 指定されたベクトルを $k\vec{x} + m\vec{y} + n\vec{z}$ の形で表す問題です。ここで、$k$, $m$, $n$ は実数です。画像には、$\vec{CH}$、$\vec{GD}$、$\vec{IG}$ の解答が途中まで記入されています。

幾何学ベクトル空間ベクトル直方体ベクトルの分解
2025/5/3
はい、承知いたしました。問題文と画像に基づいて、以下の問題について解説します。

1. 問題の内容

問題は、直方体に関するベクトルに関する問題です。
(1) 同じ直方体を2つ並べた図において、CA=x\vec{CA} = \vec{x}, CD=y\vec{CD} = \vec{y}, CG=z\vec{CG} = \vec{z} とおくとき、指定されたベクトルがどの線分と等しいか答える問題です(これは画像に答えが記入済みです)。
(2) 指定されたベクトルを kx+my+nzk\vec{x} + m\vec{y} + n\vec{z} の形で表す問題です。ここで、kk, mm, nn は実数です。画像には、CH\vec{CH}GD\vec{GD}IG\vec{IG} の解答が途中まで記入されています。

2. 解き方の手順

(2) の問題について、それぞれベクトルを分解して kx+my+nzk\vec{x} + m\vec{y} + n\vec{z} の形に表します。
* CH\vec{CH}:
CH=CD+DH=y+z\vec{CH} = \vec{CD} + \vec{DH} = \vec{y} + \vec{z}
よって、CH=0x+1y+1z\vec{CH} = 0\vec{x} + 1\vec{y} + 1\vec{z}
* GD\vec{GD}:
GD=GC+CD=z+y=yz\vec{GD} = \vec{GC} + \vec{CD} = -\vec{z} + \vec{y} = \vec{y} - \vec{z}
よって、GD=0x+1y1z\vec{GD} = 0\vec{x} + 1\vec{y} - 1\vec{z}
* GF\vec{GF}:
GF=CA=x\vec{GF} = \vec{CA} = \vec{x}
よって、GF=1x+0y+0z\vec{GF} = 1\vec{x} + 0\vec{y} + 0\vec{z}
* IG\vec{IG}:
IG=IK+KG=xz\vec{IG} = \vec{IK} + \vec{KG} = -\vec{x} - \vec{z}
よって、IG=1x+0y1z\vec{IG} = -1\vec{x} + 0\vec{y} - 1\vec{z}
* CI\vec{CI}:
CI=CG+GI=z+(x+z)=x+2z\vec{CI} = \vec{CG} + \vec{GI} = \vec{z} + (\vec{x} + \vec{z}) = \vec{x} + 2\vec{z}
よって、CI=1x+0y+2z\vec{CI} = 1\vec{x} + 0\vec{y} + 2\vec{z}
* IJ\vec{IJ}:
IJ=BA=x\vec{IJ} = \vec{BA} = -\vec{x}
よって、IJ=1x+0y+0z\vec{IJ} = -1\vec{x} + 0\vec{y} + 0\vec{z}

3. 最終的な答え

(2) の解答は以下の通りです。
* CH=0x+y+z\vec{CH} = 0\vec{x} + \vec{y} + \vec{z}
* GD=0x+yz\vec{GD} = 0\vec{x} + \vec{y} - \vec{z}
* GF=x+0y+0z\vec{GF} = \vec{x} + 0\vec{y} + 0\vec{z}
* IG=x+0yz\vec{IG} = -\vec{x} + 0\vec{y} - \vec{z}
* CI=x+0y+2z\vec{CI} = \vec{x} + 0\vec{y} + 2\vec{z}
* IJ=x+0y+0z\vec{IJ} = -\vec{x} + 0\vec{y} + 0\vec{z}

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