AB = AC の二等辺三角形 ABC の外接円上に DA = DB となる点 D を、直線 AB に関して C と反対側の部分にとる。三角形 ABC の内接円の半径を $p$、三角形 DAB の内接円の半径を $q$、$ \angle ABC = 2 \theta$ とおく。 (1) $\frac{p}{AB}$ を $\theta$ で表せ。 (2) $\frac{q}{AB}$ を $\theta$ で表せ。 (3) $p = q$ となる $\theta$ が存在するならば、そのときの $\cos \theta$ を求めよ。
2025/5/4
1. 問題の内容
AB = AC の二等辺三角形 ABC の外接円上に DA = DB となる点 D を、直線 AB に関して C と反対側の部分にとる。三角形 ABC の内接円の半径を 、三角形 DAB の内接円の半径を 、 とおく。
(1) を で表せ。
(2) を で表せ。
(3) となる が存在するならば、そのときの を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) を で表す。
なので、。
, , とおく。このとき、。
内接円の半径 は、面積 と半周の長さ を用いて と表せる。
(余弦定理より、)
(2) を で表す。
なので、三角形 DAB は二等辺三角形。
であり、
したがって、三角形 DAB は直角二等辺三角形である。
, とおく。
なので、
(3) となる が存在するならば、そのときの を求める。
なので、
と置くと、
のとき、
これは異なるので、 は解ではない。
別の解を探す。
とする。
となるか確認してみましょう
、 なので となり、このときのです。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)