100から500までの自然数について、以下の個数を求めます。 (1) 6の倍数の個数 (2) 8の倍数の個数 (3) 6の倍数または8の倍数の個数 (4) 6の倍数であるが8の倍数でない数の個数 (5) 6の倍数でも8の倍数でもない数の個数

算数倍数集合包含と排除の原理約数
2025/5/4

1. 問題の内容

100から500までの自然数について、以下の個数を求めます。
(1) 6の倍数の個数
(2) 8の倍数の個数
(3) 6の倍数または8の倍数の個数
(4) 6の倍数であるが8の倍数でない数の個数
(5) 6の倍数でも8の倍数でもない数の個数

2. 解き方の手順

まず、100から500までの自然数全体の集合を全体集合UUとし、UUの部分集合で、6の倍数全体の集合をAA、8の倍数全体の集合をBBとします。
(1) 6の倍数
100以上500以下の6の倍数の個数を求めます。
5006=83\lfloor \frac{500}{6} \rfloor = 83
996=16\lfloor \frac{99}{6} \rfloor = 16
よって、6の倍数の個数は8316=6783 - 16 = 67個です。
(2) 8の倍数
100以上500以下の8の倍数の個数を求めます。
5008=62\lfloor \frac{500}{8} \rfloor = 62
998=12\lfloor \frac{99}{8} \rfloor = 12
よって、8の倍数の個数は6212=5062 - 12 = 50個です。
(3) 6の倍数または8の倍数
ABA \cup Bの要素数を求めます。包含と排除の原理より、
AB=A+BAB|A \cup B| = |A| + |B| - |A \cap B|
ABA \cap Bは6の倍数かつ8の倍数なので、6と8の最小公倍数である24の倍数の個数を求めます。
50024=20\lfloor \frac{500}{24} \rfloor = 20
9924=4\lfloor \frac{99}{24} \rfloor = 4
よって、24の倍数の個数は204=1620 - 4 = 16個です。
したがって、AB=67+5016=101|A \cup B| = 67 + 50 - 16 = 101個です。
(4) 6の倍数であるが8の倍数でない数
ABcA \cap B^cの要素数を求めます。これはAAからABA \cap Bの要素数を引いたものに等しいです。
ABc=AAB=6716=51|A \cap B^c| = |A| - |A \cap B| = 67 - 16 = 51個です。
(5) 6の倍数でも8の倍数でもない数
(AB)c(A \cup B)^cの要素数を求めます。全体集合UUの要素数は500100+1=401500 - 100 + 1 = 401個なので、
(AB)c=UAB=401101=300|(A \cup B)^c| = |U| - |A \cup B| = 401 - 101 = 300個です。

3. 最終的な答え

(1) 67個
(2) 50個
(3) 101個
(4) 51個
(5) 300個

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