51から100までの自然数について、以下の数を求めます。 (1) 3と5の少なくとも一方で割り切れる数 (2) 3で割り切れるが5では割り切れない数 (3) 3でも5でも割り切れない数

算数集合約数倍数包除原理
2025/5/4
以下に問題の解答を示します。

1. 問題の内容

51から100までの自然数について、以下の数を求めます。
(1) 3と5の少なくとも一方で割り切れる数
(2) 3で割り切れるが5では割り切れない数
(3) 3でも5でも割り切れない数

2. 解き方の手順

まず、51から100までの自然数の個数を求めます。
100 - 51 + 1 = 50 個
次に、それぞれの条件に該当する数を求めます。
(1) 3と5の少なくとも一方で割り切れる数
3で割り切れる数の個数をn(3)n(3)、5で割り切れる数の個数をn(5)n(5)、3でも5でも割り切れる数の個数をn(35)n(3 \cap 5)とすると、求める個数はn(35)=n(3)+n(5)n(35)n(3 \cup 5) = n(3) + n(5) - n(3 \cap 5)で計算できます。
51から100までの自然数の中で、
3で割り切れる数:51, 54, ..., 99。個数は99513+1=483+1=16+1=17\frac{99-51}{3}+1 = \frac{48}{3}+1 = 16+1 = 17個。つまり、n(3)=17n(3) = 17
5で割り切れる数:55, 60, ..., 100。個数は100555+1=455+1=9+1=10\frac{100-55}{5}+1 = \frac{45}{5}+1 = 9+1 = 10個。つまり、n(5)=10n(5) = 10
3でも5でも割り切れる数(15で割り切れる数):60, 75, 90。個数は906015+1=3015+1=2+1=3\frac{90-60}{15}+1 = \frac{30}{15}+1 = 2+1 = 3個。つまり、n(35)=3n(3 \cap 5) = 3
したがって、3と5の少なくとも一方で割り切れる数の個数は、
n(35)=n(3)+n(5)n(35)=17+103=24n(3 \cup 5) = n(3) + n(5) - n(3 \cap 5) = 17 + 10 - 3 = 24
(2) 3で割り切れるが5では割り切れない数
3で割り切れる数n(3)n(3)から、3でも5でも割り切れる数n(35)n(3 \cap 5)を引けばよい。
求める個数は n(3)n(35)=173=14n(3) - n(3 \cap 5) = 17 - 3 = 14
(3) 3でも5でも割り切れない数
51から100までの自然数全体の個数から、3と5の少なくとも一方で割り切れる数を引けばよい。
求める個数は 50n(35)=5024=2650 - n(3 \cup 5) = 50 - 24 = 26

3. 最終的な答え

(1) 3と5の少なくとも一方で割り切れる数:24個
(2) 3で割り切れるが5では割り切れない数:14個
(3) 3でも5でも割り切れない数:26個

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