2つの円 $x^2 + y^2 = 5$ (①) と $(x-1)^2 + (y-2)^2 = 4$ (②) について、以下の問いに答えます。 (1) 2つの円が異なる2点で交わることを示す。 (2) 2つの円の交点を通る直線の方程式を求める。 (3) 2つの円の交点と点 $(0, 3)$ を通る円の中心と半径を求める。

幾何学交点円の方程式幾何
2025/5/4

1. 問題の内容

2つの円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 (①) と (x1)2+(y2)2=4(x-1)^2 + (y-2)^2 = 4 (②) について、以下の問いに答えます。
(1) 2つの円が異なる2点で交わることを示す。
(2) 2つの円の交点を通る直線の方程式を求める。
(3) 2つの円の交点と点 (0,3)(0, 3) を通る円の中心と半径を求める。

2. 解き方の手順

(1) 2つの円が異なる2点で交わることを示す
円①の中心 (0,0)(0,0) と半径 r1=5r_1 = \sqrt{5}
円②の中心 (1,2)(1,2) と半径 r2=2r_2 = 2
2つの円の中心間の距離 ddd=(10)2+(20)2=1+4=5d = \sqrt{(1-0)^2 + (2-0)^2} = \sqrt{1+4} = \sqrt{5}
r1r2<d<r1+r2|r_1 - r_2| < d < r_1 + r_2 が成り立つことを示す。
52<5<5+2|\sqrt{5} - 2| < \sqrt{5} < \sqrt{5} + 2
これは正しいので、2つの円は異なる2点で交わる。
(2) 2つの円の交点を通る直線の方程式を求める
2つの円の交点を通る直線の方程式は、
x2+y25((x1)2+(y2)24)=0x^2 + y^2 - 5 - ((x-1)^2 + (y-2)^2 - 4) = 0
x2+y25(x22x+1+y24y+44)=0x^2 + y^2 - 5 - (x^2 - 2x + 1 + y^2 - 4y + 4 - 4) = 0
x2+y25x2+2x1y2+4y4+4=0x^2 + y^2 - 5 - x^2 + 2x - 1 - y^2 + 4y - 4 + 4 = 0
2x+4y6=02x + 4y - 6 = 0
x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(3) 2つの円の交点と点 (0,3)(0, 3) を通る円の中心と半径を求める
2つの円の交点を通る円の方程式は、実数 kk を用いて
x2+y25+k(x+2y3)=0x^2 + y^2 - 5 + k(x + 2y - 3) = 0
この円が点 (0,3)(0, 3) を通るので、
02+325+k(0+233)=00^2 + 3^2 - 5 + k(0 + 2\cdot 3 - 3) = 0
95+k(63)=09 - 5 + k(6 - 3) = 0
4+3k=04 + 3k = 0
k=43k = -\frac{4}{3}
したがって、円の方程式は
x2+y2543(x+2y3)=0x^2 + y^2 - 5 - \frac{4}{3}(x + 2y - 3) = 0
3x2+3y2154x8y+12=03x^2 + 3y^2 - 15 - 4x - 8y + 12 = 0
3x24x+3y28y3=03x^2 - 4x + 3y^2 - 8y - 3 = 0
x243x+y283y1=0x^2 - \frac{4}{3}x + y^2 - \frac{8}{3}y - 1 = 0
(x23)2(23)2+(y43)2(43)21=0(x - \frac{2}{3})^2 - (\frac{2}{3})^2 + (y - \frac{4}{3})^2 - (\frac{4}{3})^2 - 1 = 0
(x23)2+(y43)2=49+169+1=4+16+99=299(x - \frac{2}{3})^2 + (y - \frac{4}{3})^2 = \frac{4}{9} + \frac{16}{9} + 1 = \frac{4+16+9}{9} = \frac{29}{9}
中心 (23,43)(\frac{2}{3}, \frac{4}{3})
半径 299=293\sqrt{\frac{29}{9}} = \frac{\sqrt{29}}{3}

3. 最終的な答え

(1) 2つの円は異なる2点で交わる
(2) x+2y3=0x + 2y - 3 = 0
(3) 中心 (23,43)(\frac{2}{3}, \frac{4}{3}), 半径 293\frac{\sqrt{29}}{3}

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## 1. 問題の内容

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