全体の問題は2種類あります。最初の問題は1から150までの整数に関するものです。2番目の問題は、生徒に2つの数学の問題(AとB)を出題した結果に関するものです。具体的に解く必要のある問題は2番目の問題です。 生徒にAとBの2問の数学の問題を出題したところ、Aを正解した人は43人、Bを正解した人は37人、AもBも正解した人は15人いました。このとき、AもBも正解しなかった人は何人いるかを求めます。生徒の総数は明記されていません。総数を$N$とします。
2025/5/5
1. 問題の内容
全体の問題は2種類あります。最初の問題は1から150までの整数に関するものです。2番目の問題は、生徒に2つの数学の問題(AとB)を出題した結果に関するものです。具体的に解く必要のある問題は2番目の問題です。
生徒にAとBの2問の数学の問題を出題したところ、Aを正解した人は43人、Bを正解した人は37人、AもBも正解した人は15人いました。このとき、AもBも正解しなかった人は何人いるかを求めます。生徒の総数は明記されていません。総数をとします。
2. 解き方の手順
Aを正解した人の数を、Bを正解した人の数を、AもBも正解した人の数を、AまたはBを正解した人の数を、AもBも正解しなかった人の数をとします。
を正解した人の数を求めるには、包含と排除の原理を使用します。
を正解しなかった人の数を求めるには、生徒の総数からを正解した人の数を引きます。
問題文にはの値が与えられていません。解答欄に数値のみを記入することから、の値が無くともの値が一意に定まる必要があります。
問題文に「生徒の総数は明記されていません」とあるので、この問題に答えるには、生徒の総数が問題文の中に暗黙のうちに含まれている必要があります。
Aを正解した人数とBを正解した人数の合計が80人なので、生徒の総数は少なくとも80人以上必要です。そうでないと、AとBを解いた人が全てAかBを解いたことになってしまい、は0になってしまいます。
また、問題文の始めに「人の生徒にAとBの2問の数学の問題を出題したところ」とあることから、ここで「人」とだけ記載されているものが、生徒の総数を表していると考えられます。
しかし、「人の生徒に」とあるだけで、正確な人数が書かれていません。このままでは解くことができません。
しかし、この問題は高校数学の問題であると仮定すると、生徒の総数が不明な場合、ベン図を描いて考えることができます。ベン図において、全体集合をとすると、となります。
この問題では、集合はAを正解した人の集合、集合はBを正解した人の集合を表すとします。
, ,
のみを正解した人数は、
のみを正解した人数は、
もも正解した人数は、
またはを正解した人数は、
生徒の総数をとすると、もも正解しなかった人数はとなります。
問題文に生徒の総数が記載されていないため、解くことができません。生徒の総数を仮に100人とすると、となり、35人がAもBも正解しなかったことになります。
3. 最終的な答え
生徒の総数が不明なため、AもBも正解しなかった人数は確定できません。仮に生徒の総数が100人だとすると、AもBも正解しなかった人は35人です。