(1) (i) (x2−2x+3)(x2+3) を展開します。 分配法則を用いて、
x2(x2+3)−2x(x2+3)+3(x2+3)=x4+3x2−2x3−6x+3x2+9 これを整理して、x4−2x3+6x2−6x+9 (ii) x2+4xy+4y2−2yz−zx を因数分解します。 x2+4xy+4y2=(x+2y)2 であることに注目し、 (x+2y)2−z(x+2y)=(x+2y)(x+2y−z) (2) y=x2−4x+3 をx軸方向にp、y軸方向にpだけ平行移動した放物線C'の式を求めます。 y=(x−p)2−4(x−p)+3+p y=x2−2px+p2−4x+4p+3+p y=x2−(2p+4)x+p2+5p+3 (i) C'の頂点の座標をpを用いて表します。 C'の式を平方完成します。
y=(x−(p+2))2−(p+2)2+p2+5p+3 y=(x−(p+2))2−p2−4p−4+p2+5p+3 y=(x−(p+2))2+p−1 よって、頂点の座標は (p+2,p−1) (ii) C'がx軸と異なる2点で交わるようなpの値の範囲を求めます。
C'の頂点のy座標が負であれば良いので、
(iii) C'がx軸から切り取る線分の長さが4となるようなpの値を求めます。
y=x2−(2p+4)x+p2+5p+3=0 の解をα,βとすると、 ∣α−β∣=4 (α−β)2=(α+β)2−4αβ=16 解と係数の関係より、α+β=2p+4、αβ=p2+5p+3 (2p+4)2−4(p2+5p+3)=16 4p2+16p+16−4p2−20p−12=16 (3) (i) このデータの中央値を求めます。
データは2, 4, 4, 4, 6, 6, 6, 9, 9, 10
中央値は (6+6)/2=6 点 (ii) このデータの平均値を求めます。
平均値は (2⋅1+4⋅3+6⋅3+9⋅2+10⋅1)/10=(2+12+18+18+10)/10=60/10=6 点 (iii) このデータの分散を求めます。
分散は E[(X−μ)2]=E[X2]−μ2 E[X2]=(22⋅1+42⋅3+62⋅3+92⋅2+102⋅1)/10=(4+48+108+162+100)/10=422/10=42.2 分散は 42.2−62=42.2−36=6.2 (4) 台形ABCDについて
(i) sin∠ABC,cos∠ABC の値を求めます。 三角形ABCの面積は 21⋅AB⋅BC⋅sin∠ABC=16 21⋅5⋅8⋅sin∠ABC=16 20sin∠ABC=16 sin∠ABC=2016=54 ∠ABC は鋭角なので、cos∠ABC=1−(54)2=1−2516=259=53 (ii) 線分BDの長さを求めます。
△ABCに余弦定理を適用します。 AC2=AB2+BC2−2⋅AB⋅BC⋅cos∠ABC AC2=52+82−2⋅5⋅8⋅53=25+64−48=41 よってAC=41 △BCDを考える。 BC=8, CD=(5−3)2+h2=4+h2。高さhを求める必要がある。 △ABCについて、ヘロンの公式を用いる。s=25+8+41 面積=s(s−5)(s−8)(s−41)=16 △ABDを考える。 BD2=AB2+AD2−2⋅AB⋅AD⋅cos∠BAD=25+9−2⋅5⋅3⋅cos(180∘−∠ABC)=34−30(−cos∠ABC)=34+30⋅53=34+18=52 よってBD=52=213 (iii) 三角形ABDの外接円の半径を求めます。
正弦定理より、2R=sin∠BADBD=sin(180∘−∠ABC)213=sin∠ABC213=4/5213=41013=2513 R=4513