四角形ABCDは平行四辺形であり、対角線の交点をO、辺BCの中点をEとする。線分AEとBDの交点をFとするとき、AF:FEと△AFO:平行四辺形ABCDの比を求める問題です。

幾何学平行四辺形相似メネラウスの定理面積比
2025/5/6

1. 問題の内容

四角形ABCDは平行四辺形であり、対角線の交点をO、辺BCの中点をEとする。線分AEとBDの交点をFとするとき、AF:FEと△AFO:平行四辺形ABCDの比を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、AF:FEを求めます。
平行四辺形ABCDにおいて、Eは辺BCの中点なので、BE:EC = 1:1です。
また、平行四辺形の対角線はそれぞれの中点で交わるので、BO:OD = 1:1です。
△BEFと△DAFに着目すると、
∠EBF = ∠ADF(錯角)
∠BEF = ∠DAF(錯角)
より、△BEF∽△DAFです。
相似比はBE:AD = BE:BC = 1:2 なので、BF:FD = 1:2となります。
BD = BO + OD = 2BO より、BO = (1/2)BD。
BF = (1/3)BD であるため、FO = BO - BF = (1/2)BD - (1/3)BD = (1/6)BDとなります。
次に、△ABOと線分AEについてメネラウスの定理を用いると、
BEEOOFFAAXXB=1\frac{BE}{EO} \cdot \frac{OF}{FA} \cdot \frac{AX}{XB} = 1 
EはBCの中点なのでBE=ECとなりBO=ODで、Oは対角線の交点であるから、EOは計算しにくい。そこで、△ABDと線分AFに着目すると、先程求めたBF:FD=1:2より、
AFFEECCBBDDA=1\frac{AF}{FE} \cdot \frac{EC}{CB} \cdot \frac{BD}{DA} = 1となる。
AFFE12BDAD=1\frac{AF}{FE} \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{BD}{AD} = 1
平行四辺形の対辺は等しいので、AD=BC.
よってAFFE1232=1\frac{AF}{FE} \cdot \frac{1}{2} \cdot \frac{3}{2} = 1
AFFE=31\frac{AF}{FE}=\frac{3}{1}
したがって、AF:FE = 3:1となります。
次に、△AFO:平行四辺形ABCDを求めます。
AF:AE = 3:4なので、△AFOと△AEOの面積比は、AF:AE = 3:4となります。
△AEOの面積は、△ABCの面積の(1/2) x (1/2) = 1/4倍です。なぜなら、底辺の長さが1/2で、高さが1/2だからです。
△ABCの面積は、平行四辺形ABCDの面積の(1/2)倍です。
よって、△AEOの面積は、平行四辺形ABCDの面積の(1/4)x(1/2)=1/8倍です。
△AFOの面積は、△AEOの面積の(3/4)倍なので、平行四辺形ABCDの面積の(3/4)x(1/8)=3/32倍です。
したがって、△AFO:平行四辺形ABCD = 3:32となります。

3. 最終的な答え

AF:FE = 3:1
△AFO:平行四辺形ABCD = 3:32

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