三角形ABCにおいて、AD = DB、AE = EC、DF:FC = 2:3 のとき、線分BGの長さ$x$を求める問題です。ただし、線分BCの長さは10cmです。

幾何学三角形メネラウスの定理相似線分の比
2025/5/6

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AD = DB、AE = EC、DF:FC = 2:3 のとき、線分BGの長さxxを求める問題です。ただし、線分BCの長さは10cmです。

2. 解き方の手順

まず、メネラウスの定理を三角形BCEと直線ADに適用します。メネラウスの定理とは、三角形ABCの辺AB, BC, CA上にそれぞれ点P, Q, Rがあるとき、P, Q, Rが一直線上にあるための必要十分条件は、
APPBBQQCCRRA=1\frac{AP}{PB} \cdot \frac{BQ}{QC} \cdot \frac{CR}{RA} = 1
である、という定理です。
今回の問題では、三角形BCEと直線ADについて、
点Dは辺BE上、点Fは辺CE上、点Aは辺BCの延長上にあると考えることができます。
このとき、メネラウスの定理より
BDDEEFFCCAAB=1\frac{BD}{DE} \cdot \frac{EF}{FC} \cdot \frac{CA}{AB} = 1
ここで、AD = DBよりBDAD=1\frac{BD}{AD} = 1、AE = ECより、AE = ECなのでAEEC=1\frac{AE}{EC} = 1となります。
また、DF:FC = 2:3なので、FCDF=32\frac{FC}{DF} = \frac{3}{2}となります。
DEは三角形ABCの中点連結線なので、DEはBCと平行です。
したがって、三角形ADFと三角形ABCは相似です。
よって、DFFC=23\frac{DF}{FC} = \frac{2}{3}より、DEBC=ADAB=12\frac{DE}{BC} = \frac{AD}{AB} = \frac{1}{2}となります。
BGGCCFFDDAAB=1\frac{BG}{GC} \cdot \frac{CF}{FD} \cdot \frac{DA}{AB}= 1に値を代入していきます。
BGGC3212=1\frac{BG}{GC} \cdot \frac{3}{2} \cdot \frac{1}{2} = 1
BGGC=43\frac{BG}{GC} = \frac{4}{3}
BG:GC=4:3BG:GC = 4:3
線分BCの長さは10cmなので、BG=xBG = xとすると、GC=10xGC = 10 - xとなります。
したがって、x10x=43\frac{x}{10-x} = \frac{4}{3}
これを解くと、
3x=404x3x = 40 - 4x
7x=407x = 40
x=407x = \frac{40}{7}

3. 最終的な答え

x=407x = \frac{40}{7}

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