多項式 $P(x)$ を $x-3$ で割ると余りが $3$、$x-5$ で割ると余りが $-21$ である。$P(x)$ を $(x-3)(x-5)$ で割ったときの余りを求める。

代数学剰余の定理多項式割り算余り
2025/5/6

1. 問題の内容

多項式 P(x)P(x)x3x-3 で割ると余りが 33x5x-5 で割ると余りが 21-21 である。P(x)P(x)(x3)(x5)(x-3)(x-5) で割ったときの余りを求める。

2. 解き方の手順

P(x)P(x)(x3)(x5)(x-3)(x-5) で割ったときの余りを ax+bax + b と置く。すると、ある多項式 Q(x)Q(x) を用いて、
P(x)=(x3)(x5)Q(x)+ax+bP(x) = (x-3)(x-5)Q(x) + ax + b
と表せる。
剰余の定理より、P(3)=3P(3) = 3 かつ P(5)=21P(5) = -21 である。
x=3x=3 を代入すると
P(3)=(33)(35)Q(3)+3a+b=3a+bP(3) = (3-3)(3-5)Q(3) + 3a + b = 3a + b
したがって、
3a+b=3()3a + b = 3 \quad (*)
x=5x=5 を代入すると
P(5)=(53)(55)Q(5)+5a+b=5a+bP(5) = (5-3)(5-5)Q(5) + 5a + b = 5a + b
したがって、
5a+b=21()5a + b = -21 \quad (**)
()(**) から ()(*) を引くと
2a=242a = -24
a=12a = -12
これを ()(*) に代入すると
3(12)+b=33(-12) + b = 3
36+b=3-36 + b = 3
b=39b = 39
したがって、余りは 12x+39-12x + 39 である。

3. 最終的な答え

12x+39-12x+39

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