はい、承知しました。問題を解きます。

離散数学集合集合演算部分集合共通部分和集合補集合
2025/5/6
はい、承知しました。問題を解きます。
**問題 8**

1. 問題の内容

全体集合 U={4,5,6,7,8,9,10,11,12}U = \{4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12\} 、部分集合 A={4,5,7,8,11}A = \{4, 5, 7, 8, 11\}B={4,9,10,11}B = \{4, 9, 10, 11\} が与えられたとき、以下の集合を求めます。
(1) ABA \cap B
(2) AB\overline{A \cup B}
**解き方の手順**
(1) ABA \cap B を求める
ABA \cap B は、AABB の両方に含まれる要素の集合です。
A={4,5,7,8,11}A = \{4, 5, 7, 8, 11\}
B={4,9,10,11}B = \{4, 9, 10, 11\}
AABB に共通する要素は 441111 です。
したがって、
AB={4,11}A \cap B = \{4, 11\}
(2) AB\overline{A \cup B} を求める
まず、ABA \cup B を求めます。ABA \cup B は、AABB の少なくとも一方に含まれる要素の集合です。
A={4,5,7,8,11}A = \{4, 5, 7, 8, 11\}
B={4,9,10,11}B = \{4, 9, 10, 11\}
AB={4,5,7,8,9,10,11}A \cup B = \{4, 5, 7, 8, 9, 10, 11\}
次に、AB\overline{A \cup B} を求めます。これは、UU の要素のうち、ABA \cup B に含まれない要素の集合です。
U={4,5,6,7,8,9,10,11,12}U = \{4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12\}
AB={4,5,7,8,9,10,11}A \cup B = \{4, 5, 7, 8, 9, 10, 11\}
UU の要素のうち、ABA \cup B に含まれない要素は 661212 です。
したがって、
AB={6,12}\overline{A \cup B} = \{6, 12\}
**最終的な答え**
(1) AB={4,11}A \cap B = \{4, 11\}
(2) AB={6,12}\overline{A \cup B} = \{6, 12\}
**問題 9**

1. 問題の内容

全体集合 UU の部分集合 AA, BB について、ABA \subset B のとき、次の集合を求めます。
(1) ABA \cap B
(2) ABA \cup B
(3) ABA \cap \overline{B}
**解き方の手順**
ABA \subset B であることから、AABB の部分集合であり、AA のすべての要素は BB に含まれます。
(1) ABA \cap B を求める
ABA \cap B は、AABB の両方に含まれる要素の集合です。AABB の部分集合なので、AA のすべての要素は BB に含まれます。したがって、AB=AA \cap B = A となります。
(2) ABA \cup B を求める
ABA \cup B は、AABB の少なくとも一方に含まれる要素の集合です。AABB の部分集合なので、AA の要素はすべて BB に含まれます。したがって、AB=BA \cup B = B となります。
(3) ABA \cap \overline{B} を求める
B\overline{B} は、UU の要素のうち、BB に含まれない要素の集合です。ABA \subset B であることから、AA の要素はすべて BB に含まれます。したがって、AA の要素は B\overline{B} に含まれることはありません。よって、AB=A \cap \overline{B} = \emptyset となります。(\emptyset は空集合を表します。)
**最終的な答え**
(1) AB=AA \cap B = A
(2) AB=BA \cup B = B
(3) AB=A \cap \overline{B} = \emptyset

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