まず、与えられた式を整理します。
x2+2xz−2x−4z2=x2+2x(z−1)−4z2 次に、x に関する二次式とみて、平方完成を試みます。 x2+2x(z−1)−4z2=(x+(z−1))2−(z−1)2−4z2 =(x+z−1)2−(z2−2z+1)−4z2 =(x+z−1)2−z2+2z−1−4z2 =(x+z−1)2−5z2+2z−1 この式では因数分解が進まないため、別の方法を試みます。
x2+(2z−2)x−4z2 x に関する二次方程式 x2+(2z−2)x−4z2=0 の解を求めます。 解の公式より、
x=2−(2z−2)±(2z−2)2−4(1)(−4z2) =2−2z+2±4z2−8z+4+16z2 =2−2z+2±20z2−8z+4 =−z+1±5z2−2z+1 平方の差の形になるように、与式を以下のように変形します。
x2+2xz−2x−4z2=x2+2xz−4z2−2x ここで、式を (x+az+b)(x+cz+d) の形に変形できると仮定します。 (x+az+b)(x+cz+d)=x2+(a+c)xz+(b+d)x+acz2+(ad+bc)z+bd 与式と比較すると、
bd=0 より、b=0 または d=0 です。 b=0 のとき、d=−2、 ad=0 より、bc=0 となるので、c=0となり、a=2。これは、ac=−4 に矛盾します。 d=0 のとき、b=−2, bc=0 より、ad=0 となるので、a=0となり、c=2。これは、ac=−4 に矛盾します。 別の組み合わせを考えます。
x2+2xz−2x−4z2=(x−2z)(x+?z+?) のような因数分解はできないようです。 改めて与式を見てみると、x2−4z2+2xz−2x=(x−2z)(x+2z)+2x(z−1). さらに式を変形してみます。
与式 = x2−2x+2xz−4z2=x(x−2)+2z(x−2z) x2+2xz−2x−4z2=x2−2x+2xz−4z2 =x(x−2)+2z(x−2z) 因数分解できそうな組み合わせが見当たらないため、問題文の誤りを疑います。例えば、x2+2xz−2x−z2 なら (x+z)2−2x−2z+z2, (x+z)(x+z−2).