関数 $y = 2x^2 - 8x + 3$ (定義域は $0 \le x \le a$, $a$は正の定数) について、以下の問いに答える問題です。 (1) この関数のグラフの軸を求める。 (2) 定義域における最小値を$a$の範囲によって求める。 (3) 定義域における最大値を$a$の範囲によって求める。

代数学二次関数平方完成最大値最小値定義域
2025/5/6

1. 問題の内容

関数 y=2x28x+3y = 2x^2 - 8x + 3 (定義域は 0xa0 \le x \le a, aaは正の定数) について、以下の問いに答える問題です。
(1) この関数のグラフの軸を求める。
(2) 定義域における最小値をaaの範囲によって求める。
(3) 定義域における最大値をaaの範囲によって求める。

2. 解き方の手順

まず、y=2x28x+3y = 2x^2 - 8x + 3 を平方完成します。
y=2(x24x)+3=2(x24x+44)+3=2(x2)28+3=2(x2)25y = 2(x^2 - 4x) + 3 = 2(x^2 - 4x + 4 - 4) + 3 = 2(x - 2)^2 - 8 + 3 = 2(x - 2)^2 - 5
(1) グラフの軸は x=2x = 2 です。
(2) 最小値を求めます。
(i) 0<a<20 < a < 2 のとき
定義域 0xa0 \le x \le a に軸 x=2x=2 が含まれていないので、 x=ax = a で最小値をとります。
y=2(a2)25=2(a24a+4)5=2a28a+85=2a28a+3y = 2(a-2)^2 - 5 = 2(a^2 - 4a + 4) - 5 = 2a^2 - 8a + 8 - 5 = 2a^2 - 8a + 3
(ii) 2a2 \le a のとき
定義域 0xa0 \le x \le a に軸 x=2x=2 が含まれているので、 x=2x = 2 で最小値をとります。
y=5y = -5
(3) 最大値を求めます。
(i) 0<a<40 < a < 4 のとき
x=0x=0x=ax=aでの値を比較します。
x=0x=0のとき、y=3y=3
x=ax=aのとき、y=2a28a+3y=2a^2-8a+3
x=2x=2からの距離で考えると、x=0x=0の方が遠いので、x=0x=0で最大値をとります。
y=3y=3
(ii) a=4a = 4 のとき
x=0x=0x=4x=4での値を比較します。
x=0x=0のとき、y=3y=3
x=4x=4のとき、y=2(4)28(4)+3=3232+3=3y=2(4)^2-8(4)+3=32-32+3=3
よって、x=0,4x=0,4で最大値をとります。
y=3y=3
(iii) 4<a4 < a のとき
x=0x=0x=ax=aでの値を比較します。
x=2x=2からの距離で考えると、x=ax=aの方が遠いので、x=ax=aで最大値をとります。
y=2a28a+3y = 2a^2 - 8a + 3

3. 最終的な答え

(1) エ: 2
(2) (i) オ: 7, カ: 9
(ii) キ: 6, ク: 6
(3) (i) ケ: 3, コ: 3
(ii) サ: 0, シ: 4, ス: 3
(iii) セ: 7, ソ: 9

「代数学」の関連問題

問題は、次の式を因数分解することです。 $a(b-c)^2 + b(c-a)^2 + c(a-b)^2 + 8abc$

因数分解多項式
2025/5/6

グラフの切片が3で、点$(-1, -1)$を通る直線の式を求めなさい。

一次関数グラフ傾き切片方程式
2025/5/6

式 $(x+\frac{1}{2})(x+\frac{3}{4})$ を展開しなさい。

展開多項式代数
2025/5/6

問題は2つあります。 1つ目の問題は、第3項が10である等差数列の初項から第5項までの和を求める問題です。 2つ目の問題は、初項が70、公差が-4である等差数列{an}について、以下の2つを求める問題...

等差数列数列の和漸化式数学的帰納法
2025/5/6

2つの数式をそれぞれ簡単にします。 (3) $a(x-y) - 2(y-x)$ (4) $2a(a-3b) + b(3b-a)$

式の展開因数分解同類項の計算
2025/5/6

複素数 $1+i$ と $\sqrt{3}+i$ を極形式で表すことによって、$\cos\frac{5\pi}{12}$ と $\sin\frac{5\pi}{12}$ の値を求める問題です。

複素数極形式三角関数加法定理
2025/5/6

与えられた式 $x^2 + 3xy + 2y^2$ を因数分解せよ。

因数分解多項式
2025/5/6

与えられた数式を因数分解する問題です。 29(1): $x(x+1) + 2(x+1)$ 29(3): $a(x-y) - 2(y-x)$

因数分解多項式共通因数
2025/5/6

5. 次の等差数列の和を求めよ。 (1) 初項40, 末項6, 項数18 (2) 初項11, 公差4, 項数10 (3) 初項70, 公差-5, 項数17 (4) 2, 5, 8, ..., 50 6...

数列等差数列和の公式
2025/5/6

与えられた数式を因数分解する問題です。具体的には、以下の9つの式を因数分解します。 (1) $6a^2b + 3ab^2$ (2) $2x^2 + 2xy - 6x$ (3) $4ax^2 - 12a...

因数分解多項式共通因数展開
2025/5/6