まず、不等式の両辺に-1を掛けます。このとき不等号の向きが変わることに注意します。
x2+4x+3≥0 次に、左辺を因数分解します。
(x+1)(x+3)≥0 (x+1)(x+3)=0 となるのは、x=−1 または x=−3 のときです。 数直線を使い、x<−3, −3<x<−1, x>−1 の3つの範囲で不等式(x+1)(x+3)≥0が成り立つかどうか調べます。 - x<−3 のとき、例えば x=−4 を代入すると、(x+1)(x+3)=(−4+1)(−4+3)=(−3)(−1)=3>0 となり、不等式は成り立ちます。 - −3<x<−1 のとき、例えば x=−2 を代入すると、(x+1)(x+3)=(−2+1)(−2+3)=(−1)(1)=−1<0 となり、不等式は成り立ちません。 - x>−1 のとき、例えば x=0 を代入すると、(x+1)(x+3)=(0+1)(0+3)=(1)(3)=3>0 となり、不等式は成り立ちます。 また、x=−1およびx=−3のとき、(x+1)(x+3)=0 となり、不等式 (x+1)(x+3)≥0 は成り立ちます。 したがって、x≤−3 または x≥−1 が解となります。