ある高校一年生男子20人のハンドボール投げの記録が与えられています。 (1) 度数分布表のAからJに適する数値を求めます。 (2) 与えられたデータについて、範囲、平均値、中央値を求めます。 (3) 与えられたデータについて、四分位数、四分位範囲を求めます。
2025/3/19
1. 問題の内容
ある高校一年生男子20人のハンドボール投げの記録が与えられています。
(1) 度数分布表のAからJに適する数値を求めます。
(2) 与えられたデータについて、範囲、平均値、中央値を求めます。
(3) 与えられたデータについて、四分位数、四分位範囲を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 度数分布表のA~Jを埋める。
まず、与えられたデータを整理します。
17, 20, 21, 21, 24, 24, 25, 27, 27, 29, 30, 30, 31, 33, 33, 34, 34, 35, 37, 38
A: 25m未満の人数。 17, 20, 21, 21, 24, 24の6人。よって、A = 6
B: 25m以上28m未満の人数。 25, 27, 27の3人。よって、B = 3
C: 28m以上31m未満の人数。 29, 30, 30, 31の4人。よって、C = 4
D: 31m以上34m未満の人数。 33, 33, 34, 34の4人。よって、D = 4
E: 34m以上37m未満の人数。 35の1人。よって、E = 1
F: 25m未満の相対度数。 F = A / 20 = 6 / 20 = 0.30
G: 25m以上28m未満の相対度数。 G = B / 20 = 3 / 20 = 0.15
H: 28m以上31m未満の相対度数。 H = C / 20 = 4 / 20 = 0.20
I: 31m以上34m未満の相対度数。 I = D / 20 = 4 / 20 = 0.20
J: 34m以上37m未満の相対度数。 J = E / 20 = 1 / 20 = 0.05
(2) 範囲、平均値、中央値を求める。
範囲: 最大値 - 最小値 = 38 - 17 = 21
平均値: (17 + 20 + 21 + 21 + 24 + 24 + 25 + 27 + 27 + 29 + 30 + 30 + 31 + 33 + 33 + 34 + 34 + 35 + 37 + 38) / 20 = 583 / 20 = 29.15
中央値: データを小さい順に並べたときの中央の値。データ数が偶数なので、10番目と11番目の平均。
(29 + 30) / 2 = 29.5
(3) 四分位数、四分位範囲を求める。
第一四分位数(Q1): データの25%点の値。5番目と6番目の平均。 (24 + 24) / 2 = 24
第三四分位数(Q3): データの75%点の値。15番目と16番目の平均。 (33 + 34) / 2 = 33.5
四分位範囲(IQR): Q3 - Q1 = 33.5 - 24 = 9.5
3. 最終的な答え
(1)
A = 6
B = 3
C = 4
D = 4
E = 1
F = 0.30
G = 0.15
H = 0.20
I = 0.20
J = 0.05
(2)
範囲: 21 m
平均値: 29.15 m
中央値: 29.5 m
(3)
四分位範囲: 9.5 m
第一四分位数: 24 m
第三四分位数: 33.5 m
中央値 (第二四分位数): 29.5 m