工場で作られたクッキーのうち、不良品の割合が $\frac{1}{9}$ である。不良品でないクッキーのみを入れた箱から100個を非復元抽出する。抽出したクッキー1個の重量について、平均は9.5(g)、標準偏差は3(g)であった。100は十分大きいとして、不良品でないクッキー1個の母平均重量 $p$ (g)に対する信頼度95%の信頼区間を求める。

確率論・統計学信頼区間標本平均標準偏差非復元抽出
2025/7/13

1. 問題の内容

工場で作られたクッキーのうち、不良品の割合が 19\frac{1}{9} である。不良品でないクッキーのみを入れた箱から100個を非復元抽出する。抽出したクッキー1個の重量について、平均は9.5(g)、標準偏差は3(g)であった。100は十分大きいとして、不良品でないクッキー1個の母平均重量 pp (g)に対する信頼度95%の信頼区間を求める。

2. 解き方の手順

信頼度95%の信頼区間は、標本平均 xˉ\bar{x} と標準誤差 SESE を用いて、
xˉ±zSE\bar{x} \pm z \cdot SE
で表される。ここで zz は標準正規分布における95%信頼区間の zz 値であり、およそ1.96である。
まず、標準誤差 SESE を求める。標本標準偏差 ss は3(g)であり、サンプルサイズ nn は100であるから、標準誤差は
SE=sn=3100=310=0.3SE = \frac{s}{\sqrt{n}} = \frac{3}{\sqrt{100}} = \frac{3}{10} = 0.3
となる。
次に、信頼区間の上限と下限を計算する。
下限: xˉzSE=9.51.960.3=9.50.588=8.912\bar{x} - z \cdot SE = 9.5 - 1.96 \cdot 0.3 = 9.5 - 0.588 = 8.912
上限: xˉ+zSE=9.5+1.960.3=9.5+0.588=10.088\bar{x} + z \cdot SE = 9.5 + 1.96 \cdot 0.3 = 9.5 + 0.588 = 10.088
問題文の指示により、小数第2位まで求めるため、小数第3位を四捨五入する。
下限: 8.91
上限: 10.09
したがって、信頼度95%の信頼区間は、
8.91p10.098.91 \le p \le 10.09
となる。

3. 最終的な答え

8. 91 ≤ p ≤

1

0. 09

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