25本のくじの中に5本の当たりくじがある。a, bの2人がこの順にくじを引くとき、以下の確率を求める。 (1) aが当たり、bがはずれる確率 (2) a, bの2人ともはずれる確率 (3) a, bのうち少なくとも1人が当たる確率

確率論・統計学確率くじ引き余事象
2025/7/13

1. 問題の内容

25本のくじの中に5本の当たりくじがある。a, bの2人がこの順にくじを引くとき、以下の確率を求める。
(1) aが当たり、bがはずれる確率
(2) a, bの2人ともはずれる確率
(3) a, bのうち少なくとも1人が当たる確率

2. 解き方の手順

(1) aが当たり、bがはずれる確率
aが当たる確率は 525\frac{5}{25}。aが当たった後、残りのくじは24本で、当たりくじは4本、はずれくじは20本。よってbがはずれる確率は 2024\frac{20}{24}
したがって、求める確率は
P(a当たり,bはずれ)=525×2024=15×56=16P(a当たり, bはずれ) = \frac{5}{25} \times \frac{20}{24} = \frac{1}{5} \times \frac{5}{6} = \frac{1}{6}
(2) a, bの2人ともはずれる確率
aがはずれる確率は 2025\frac{20}{25}。aがはずれた後、残りのくじは24本で、当たりくじは5本、はずれくじは19本。よってbがはずれる確率は 1924\frac{19}{24}
したがって、求める確率は
P(aはずれ,bはずれ)=2025×1924=45×1924=1930P(aはずれ, bはずれ) = \frac{20}{25} \times \frac{19}{24} = \frac{4}{5} \times \frac{19}{24} = \frac{19}{30}
(3) a, bのうち少なくとも1人が当たる確率
これは余事象を考えると計算が楽になる。少なくとも1人が当たる事象の余事象は、2人ともはずれる事象である。(2)で2人ともはずれる確率を求めたので、それを利用する。
P(少なくとも1人当たる)=1P(2人ともはずれる)=11930=1130P(少なくとも1人当たる) = 1 - P(2人ともはずれる) = 1 - \frac{19}{30} = \frac{11}{30}
または、
aが当たってbがはずれる確率 + aがはずれてbが当たる確率 + aもbも当たる確率 で求めることもできる。
aがはずれてbが当たる確率は
P(aはずれ,b当たり)=2025×524=45×524=16P(aはずれ, b当たり) = \frac{20}{25} \times \frac{5}{24} = \frac{4}{5} \times \frac{5}{24} = \frac{1}{6}
aもbも当たる確率は
P(a当たり,b当たり)=525×424=15×16=130P(a当たり, b当たり) = \frac{5}{25} \times \frac{4}{24} = \frac{1}{5} \times \frac{1}{6} = \frac{1}{30}
したがって、求める確率は
16+16+130=5+5+130=1130\frac{1}{6} + \frac{1}{6} + \frac{1}{30} = \frac{5+5+1}{30} = \frac{11}{30}

3. 最終的な答え

(1) 16\frac{1}{6}
(2) 1930\frac{19}{30}
(3) 1130\frac{11}{30}

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