ある試験の点数 $X$ の平均が60点、標準偏差が15点である。成績 $Y$ を $Y = 50 + 10 \times \frac{X - 60}{15}$ として与えるとき、$Y$ の標準偏差を求める。

確率論・統計学統計標準偏差一次変換
2025/5/7

1. 問題の内容

ある試験の点数 XX の平均が60点、標準偏差が15点である。成績 YYY=50+10×X6015Y = 50 + 10 \times \frac{X - 60}{15} として与えるとき、YY の標準偏差を求める。

2. 解き方の手順

YY の標準偏差を求めるために、まず YYXX の式で表されていることを確認する。
Y=50+10×X6015=50+23(X60)Y = 50 + 10 \times \frac{X - 60}{15} = 50 + \frac{2}{3}(X - 60)
Y=50+23X23×60=50+23X40Y = 50 + \frac{2}{3}X - \frac{2}{3} \times 60 = 50 + \frac{2}{3}X - 40
Y=23X+10Y = \frac{2}{3}X + 10
ここで、XX の標準偏差を σX\sigma_XYY の標準偏差を σY\sigma_Y とすると、
Y=aX+bY = aX + b のとき、σY=aσX\sigma_Y = |a| \sigma_X という性質がある。
この問題では、a=23a = \frac{2}{3}b=10b = 10 であり、σX=15\sigma_X = 15 であるから、
σY=23×15=23×15=2×5=10\sigma_Y = \left| \frac{2}{3} \right| \times 15 = \frac{2}{3} \times 15 = 2 \times 5 = 10

3. 最終的な答え

10

「確率論・統計学」の関連問題

Aはグー、チョキ、パー、パーの4枚のカードを持ち、Bはグー、チョキの2枚のカードを持っているとき、AとBのどちらが勝ちやすいか、確率を用いて説明する問題です。

確率確率分布期待値ゲーム
2025/5/7

Aの手元には「グー」のカードが3枚あり、Bの手元には「チョキ」のカードが3枚ある。1回目にどちらかのカードを1枚出すとき、Aが勝つ確率はいくらか。

確率場合の数じゃんけん
2025/5/7

12本のくじの中に3本の当たりくじがある。引いたくじは元に戻して1本ずつ3回引くとき、1回だけ当たる確率を求めよ。

確率反復試行くじ
2025/5/7

ある学年の生徒100人のうち、男子生徒が45人、女子生徒が55人である。運動部に所属している男子生徒は25人、女子生徒は30人である。この学年の生徒の中から1人を選ぶとき、以下の確率を求めよ。 (1)...

確率条件付き確率場合の数
2025/5/7

ある学年の生徒100人のうち、男子生徒が45人、女子生徒が55人いる。運動部に所属している男子生徒は25人、女子生徒は30人である。この学年の生徒から1人を選ぶとき、以下の確率を求めよ。 (1) 選ん...

確率条件付き確率確率の計算
2025/5/7

この問題は、順列組み合わせ、経路問題、確率の問題です。具体的には、7人の並び方、最短経路の数、カードを引く確率を求める問題です。

順列組み合わせ確率最短経路場合の数組合せ
2025/5/7

5つの店における商品Pと商品Qの1日の販売数が与えられている。商品Pの販売数を変量$x$、商品Qの販売数を変量$y$とする。以下の問いに答える。 (1) $x$の分散と標準偏差を求める。 (2) $x...

分散標準偏差共分散相関係数統計
2025/5/7

(1) 与えられた降水日数データの中央値、第1四分位数、第3四分位数を求める。 (2) 与えられた箱ひげ図を見て、降水日数が10日以上あった月が最も多いと考えられる年を選ぶ。

統計データ分析中央値四分位数箱ひげ図
2025/5/7

(1) すべて異なる目が出る。 (2) 目の積が奇数になる。 (3) 目の積が偶数になる。 (4) 目の積が20になる。

確率場合の数順列組み合わせサイコロ整数選ぶ部屋分け
2025/5/7

大小3個のサイコロを投げるとき、以下の各場合に何通りの出方があるか求めます。 (1) すべて異なる目が出る。 (2) 目の積が奇数になる。 (3) 目の積が偶数になる。 (4) 目の積が20になる。

場合の数確率サイコロ
2025/5/7