この問題は、順列組み合わせ、経路問題、確率の問題です。具体的には、7人の並び方、最短経路の数、カードを引く確率を求める問題です。

確率論・統計学順列組み合わせ確率最短経路場合の数組合せ
2025/5/7

1. 問題の内容

この問題は、順列組み合わせ、経路問題、確率の問題です。具体的には、7人の並び方、最短経路の数、カードを引く確率を求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) 生徒4人が隣り合う並び方
生徒4人をひとまとめにして考えると、全体で4つのものを並べることになる(生徒の塊1つと先生3人)。
これらを並べる方法は 4!4! 通り。
生徒4人の中での並び方は 4!4! 通り。
したがって、生徒4人が隣り合う並び方は、4!×4!=24×24=5764! \times 4! = 24 \times 24 = 576 通り。
(2) 先生どうしが隣り合わない並び方
まず生徒4人を並べる。これは 4!4! 通り。
生徒の間と両端の5箇所に先生3人を並べる。これは 5P3{}_5P_3 通り。
したがって、先生どうしが隣り合わない並び方は、4!×5P3=24×(5×4×3)=24×60=14404! \times {}_5P_3 = 24 \times (5 \times 4 \times 3) = 24 \times 60 = 1440 通り。
(3) 生徒2人と先生2人を選ぶ方法
生徒4人から2人を選ぶ方法は 4C2{}_4C_2 通り。
先生3人から2人を選ぶ方法は 3C2{}_3C_2 通り。
したがって、生徒2人と先生2人を選ぶ方法は、4C2×3C2=4×32×1×3×22×1=6×3=18{}_4C_2 \times {}_3C_2 = \frac{4 \times 3}{2 \times 1} \times \frac{3 \times 2}{2 \times 1} = 6 \times 3 = 18 通り。
(4) 少なくとも1人は先生である選び方
3人を選ぶすべての選び方は 7C3{}_7C_3 通り。
3人とも生徒である選び方は 4C3{}_4C_3 通り。
したがって、少なくとも1人は先生である選び方は、7C34C3=7×6×53×2×14×3×23×2×1=354=31{}_7C_3 - {}_4C_3 = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} - \frac{4 \times 3 \times 2}{3 \times 2 \times 1} = 35 - 4 = 31 通り。
(5) A地点からB地点への最短経路
右に5回、上に3回移動する必要がある。
これは、8回の移動のうち、上に3回移動する場所を選ぶ方法と同じなので、8C3=8×7×63×2×1=56{}_8C_3 = \frac{8 \times 7 \times 6}{3 \times 2 \times 1} = 56 通り。
(6) P地点を通るA地点からB地点への最短経路
A地点からP地点への最短経路は、右に2回、上に1回移動する。これは 3C1=3{}_3C_1 = 3 通り。
P地点からB地点への最短経路は、右に3回、上に2回移動する。これは 5C2=5×42×1=10{}_5C_2 = \frac{5 \times 4}{2 \times 1} = 10 通り。
したがって、P地点を通るA地点からB地点への最短経路は、 3×10=303 \times 10 = 30 通り。
(7) 1枚だけ奇数である確率
1から5までの数字が書かれたカードがそれぞれ3枚ずつ、合計15枚ある。
奇数は1, 3, 5なので、奇数のカードは9枚。偶数は2, 4なので、偶数のカードは6枚。
2枚のカードの選び方は 15C2=15×142×1=105{}_{15}C_2 = \frac{15 \times 14}{2 \times 1} = 105 通り。
1枚だけ奇数である選び方は、奇数1枚と偶数1枚を選ぶことなので、9×6=549 \times 6 = 54 通り。
したがって、1枚だけ奇数である確率は、54105=1835\frac{54}{105} = \frac{18}{35}
(8) 少なくとも1枚が奇数である確率
少なくとも1枚が奇数である確率は、1から2枚とも偶数である確率を引けば良い。
2枚とも偶数である選び方は 6C2=6×52×1=15{}_6C_2 = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15 通り。
したがって、2枚とも偶数である確率は 15105=17\frac{15}{105} = \frac{1}{7}
少なくとも1枚が奇数である確率は、 117=671 - \frac{1}{7} = \frac{6}{7}

3. 最終的な答え

(1) 576
(2) 1440
(3) 18
(4) 31
(5) 56
(6) 30
(7) 18/35
(8) 6/7

「確率論・統計学」の関連問題

大人5人と子供5人が輪の形に並ぶとき、大人と子供が交互に並ぶような並び方は何通りあるか。

順列円順列場合の数組み合わせ
2025/5/8

Aはグー、チョキ、パー、パーの4枚のカードを持ち、Bはグー、チョキの2枚のカードを持っているとき、AとBのどちらが勝ちやすいか、確率を用いて説明する問題です。

確率確率分布期待値ゲーム
2025/5/7

Aの手元には「グー」のカードが3枚あり、Bの手元には「チョキ」のカードが3枚ある。1回目にどちらかのカードを1枚出すとき、Aが勝つ確率はいくらか。

確率場合の数じゃんけん
2025/5/7

12本のくじの中に3本の当たりくじがある。引いたくじは元に戻して1本ずつ3回引くとき、1回だけ当たる確率を求めよ。

確率反復試行くじ
2025/5/7

ある学年の生徒100人のうち、男子生徒が45人、女子生徒が55人である。運動部に所属している男子生徒は25人、女子生徒は30人である。この学年の生徒の中から1人を選ぶとき、以下の確率を求めよ。 (1)...

確率条件付き確率場合の数
2025/5/7

ある学年の生徒100人のうち、男子生徒が45人、女子生徒が55人いる。運動部に所属している男子生徒は25人、女子生徒は30人である。この学年の生徒から1人を選ぶとき、以下の確率を求めよ。 (1) 選ん...

確率条件付き確率確率の計算
2025/5/7

5つの店における商品Pと商品Qの1日の販売数が与えられている。商品Pの販売数を変量$x$、商品Qの販売数を変量$y$とする。以下の問いに答える。 (1) $x$の分散と標準偏差を求める。 (2) $x...

分散標準偏差共分散相関係数統計
2025/5/7

(1) 与えられた降水日数データの中央値、第1四分位数、第3四分位数を求める。 (2) 与えられた箱ひげ図を見て、降水日数が10日以上あった月が最も多いと考えられる年を選ぶ。

統計データ分析中央値四分位数箱ひげ図
2025/5/7

(1) すべて異なる目が出る。 (2) 目の積が奇数になる。 (3) 目の積が偶数になる。 (4) 目の積が20になる。

確率場合の数順列組み合わせサイコロ整数選ぶ部屋分け
2025/5/7

大小3個のサイコロを投げるとき、以下の各場合に何通りの出方があるか求めます。 (1) すべて異なる目が出る。 (2) 目の積が奇数になる。 (3) 目の積が偶数になる。 (4) 目の積が20になる。

場合の数確率サイコロ
2025/5/7