問題は $(x+1)^6$ を二項定理を使って展開することです。途中まで展開が示されており、残りの部分を計算して展開式を完成させる必要があります。

代数学二項定理展開多項式
2025/5/7

1. 問題の内容

問題は (x+1)6(x+1)^6 を二項定理を使って展開することです。途中まで展開が示されており、残りの部分を計算して展開式を完成させる必要があります。

2. 解き方の手順

与えられた式を完成させるために、二項定理を使います。二項定理は (a+b)n=k=0nnCkankbk(a+b)^n = \sum_{k=0}^{n} {}_n C_k a^{n-k} b^k で表されます。
この問題では、a=xa = x, b=1b = 1, n=6n = 6 です。
与えられた式は以下の通りです。
6C0x6+6C1x51+6C2x412+6C3x313+6C4x214+6C5x15+6C616{}_6 C_0 x^6 + {}_6 C_1 x^5 \cdot 1 + {}_6 C_2 x^4 \cdot 1^2 + {}_6 C_3 x^3 \cdot 1^3 + {}_6 C_4 x^2 \cdot 1^4 + {}_6 C_5 x \cdot 1^5 + {}_6 C_6 \cdot 1^6
各項の二項係数を計算します。
* 6C0=1{}_6 C_0 = 1
* 6C1=6{}_6 C_1 = 6
* 6C2=6!2!4!=6×52=15{}_6 C_2 = \frac{6!}{2!4!} = \frac{6 \times 5}{2} = 15
* 6C3=6!3!3!=6×5×43×2×1=20{}_6 C_3 = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
* 6C4=6!4!2!=6×52=15{}_6 C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2} = 15
* 6C5=6!5!1!=6{}_6 C_5 = \frac{6!}{5!1!} = 6
* 6C6=1{}_6 C_6 = 1
これらの値を代入して展開式を計算します。
1x6+6x51+15x412+20x313+15x214+6x15+1161 \cdot x^6 + 6 \cdot x^5 \cdot 1 + 15 \cdot x^4 \cdot 1^2 + 20 \cdot x^3 \cdot 1^3 + 15 \cdot x^2 \cdot 1^4 + 6 \cdot x \cdot 1^5 + 1 \cdot 1^6
=x6+6x5+15x4+20x3+15x2+6x+1= x^6 + 6x^5 + 15x^4 + 20x^3 + 15x^2 + 6x + 1

3. 最終的な答え

(x+1)6=x6+6x5+15x4+20x3+15x2+6x+1(x+1)^6 = x^6 + 6x^5 + 15x^4 + 20x^3 + 15x^2 + 6x + 1

「代数学」の関連問題

実数$a, b$を定数とする。整式$P(x) = x^3 + (a+3)x^2 + bx - 3a$があり、$P(1) = 4$を満たしている。 (1) $b$を$a$を用いて表し、このとき$P(-3...

多項式因数定理因数分解二次方程式虚数解判別式
2025/5/7

不等式 $2x^2 + 3y^2 \geq 4xy$ を証明し、等号が成り立つ条件を求めよ。

不等式証明平方完成等号成立条件
2025/5/7

以下の式を計算します。 $\frac{2}{4x^2-1} + \frac{3x}{2x^2-x-1}$

分数式の計算因数分解通分式の整理
2025/5/7

$a+b+c=0$ のとき、$(a+b)(b+c)(c+a)+abc=0$ が成り立つことを証明する。

代数式の証明因数分解式の展開
2025/5/7

分数の引き算を行います。与えられた式は $\frac{2x+5}{x^2-x-2} - \frac{x+10}{x^2-4}$ です。

分数式の計算因数分解繁分数
2025/5/7

$\frac{x}{a} = \frac{y}{b} = \frac{z}{c}$ のとき、$\frac{x+y+z}{a+b+c} = \frac{x}{a}$ が成り立つことを証明する。

比例式証明
2025/5/7

$\frac{x}{a} = \frac{y}{b} = \frac{z}{c}$ のとき、等式 $\frac{x+y+z}{a+b+c} = \frac{x}{a}$ が成り立つことを証明する。

比例式証明
2025/5/7

与えられた式を計算して簡単にします。 $\frac{x+4}{x^2-2x} - \frac{3}{x^2-3x+2}$

分数式の計算因数分解式の簡約化
2025/5/7

複素数$\alpha$と$\beta$について、$\alpha + \beta + i = 0$のとき、$\overline{\alpha} + \overline{\beta}$を求めよ。

複素数複素共役
2025/5/7

左側の5つの問題を解きます。 (1) $\sqrt{2}(\sqrt{2} + \sqrt{5})$ (2) $(\sqrt{3} - 5\sqrt{7}) \times \sqrt{7}$ (3) ...

平方根計算
2025/5/7