図において、角$\theta$の大きさを求める問題です。図には、角度が$33^\circ$と$27^\circ$で示されている三角形と、円が描かれています。$\theta$は円に内接する三角形の一つの角です。底辺は円の直径となっています。

幾何学角度円周角直角三角形内接三角形
2025/5/7

1. 問題の内容

図において、角θ\thetaの大きさを求める問題です。図には、角度が3333^\circ2727^\circで示されている三角形と、円が描かれています。θ\thetaは円に内接する三角形の一つの角です。底辺は円の直径となっています。

2. 解き方の手順

* 円の直径に対する円周角は9090^\circであることから、θ\thetaを含む三角形は直角三角形であることがわかります。
* 外側の大きな三角形の角度を考えます。三角形の内角の和は180180^\circなので、θ\thetaを含む直角三角形の斜辺を共有する三角形の頂点の角度は33+27=6033^\circ + 27^\circ = 60^\circです。
* この三角形において、残りの一つの角は、円の中心角に対する円周角の関係から、θ\thetaを使って表すことができます。円の中心をOとし、θ\thetaを含む三角形のθ\thetaでないもう一方の頂点をA、27°の角の頂点をB、33°の角の頂点をCとします。OABは二等辺三角形となるので、OBA=OAB=θ\angle OBA = \angle OAB = \thetaです。AOB=1802θ\angle AOB = 180^\circ - 2\thetaとなります。
* AOB\angle AOBの円周角はACB\angle ACBなので、ACB=(1802θ)/2=90θ\angle ACB = (180^\circ - 2\theta)/2 = 90^\circ - \thetaとなります。
* 大きな三角形ABCにおいて、内角の和は180180^\circなので、以下の式が成り立ちます。
θ+(90θ)+33+27=180\theta + (90^\circ - \theta) + 33^\circ + 27^\circ = 180^\circ
60+θ+27=90+27+3360^\circ + \theta + 27^\circ = 90^\circ + 27^\circ+33^\circ
* 円の直径に対する円周角が9090^\circである直角三角形の、斜辺を共有する三角形の残りの角をxとすると、大きな三角形の3つの内角は、33+27=6033^\circ + 27^\circ = 60^\circ, θ\theta, 90x90^\circ - xとなります。
θ\theta + 27 + 33 = θ\theta +60, 残りの角をXとおくと、θ\theta + XX = 90より、X=90θX=90-\thetaなので、
27+3327+33の角の円周角は、(180(27+33))/2=(18060)/2=120/2=60(180-(27+33))/2 = (180-60)/2 = 120/2 = 60
* 円に内接する四角形の対角の和は180度なので、 θ+27+33=18090=90\theta + 27 +33 = 180 - 90 = 90
θ=9060=30\theta = 90 - 60 = 30

3. 最終的な答え

30

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