直線 $2x-y+2=0$ を $l$ とする。直線 $l$ に関して点 $A(2, 1)$ と対称な点 $B$ の座標を求める。

幾何学座標平面直線対称点連立方程式
2025/5/8

1. 問題の内容

直線 2xy+2=02x-y+2=0ll とする。直線 ll に関して点 A(2,1)A(2, 1) と対称な点 BB の座標を求める。

2. 解き方の手順

まず、点 BB の座標を (x,y)(x, y) とおきます。
AA と点 BB が直線 ll に関して対称であるということは、以下の2つの条件を満たすということです。
(1) 線分 ABAB の中点が直線 ll 上にある。
(2) 直線 ABAB と直線 ll は垂直である。
(1) 線分 ABAB の中点の座標は (x+22,y+12)\left( \frac{x+2}{2}, \frac{y+1}{2} \right) であり、この点が直線 ll 上にあるので、
2(x+22)(y+12)+2=02 \left( \frac{x+2}{2} \right) - \left( \frac{y+1}{2} \right) + 2 = 0
これを整理すると、
2(x+2)(y+1)+4=02(x+2) - (y+1) + 4 = 0
2x+4y1+4=02x + 4 - y - 1 + 4 = 0
2xy+7=02x - y + 7 = 0
(2) 直線 ABAB の傾きは y1x2\frac{y-1}{x-2} であり、直線 ll の傾きは 22 です。
直線 ABAB と直線 ll は垂直なので、
y1x2×2=1\frac{y-1}{x-2} \times 2 = -1
2(y1)=(x2)2(y-1) = -(x-2)
2y2=x+22y - 2 = -x + 2
x+2y4=0x + 2y - 4 = 0
したがって、以下の連立方程式を解けばよいことになります。
\begin{cases}
2x - y + 7 = 0 \\
x + 2y - 4 = 0
\end{cases}
1番目の式を2倍すると
4x2y+14=04x - 2y + 14 = 0
これと2番目の式を足し合わせると、
5x+10=05x + 10 = 0
x=2x = -2
これを2番目の式に代入すると、
2+2y4=0-2 + 2y - 4 = 0
2y=62y = 6
y=3y = 3
したがって、点 BB の座標は (2,3)(-2, 3) となります。

3. 最終的な答え

点Bの座標は (2,3)(-2, 3)

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