問題は、座標平面上に長方形OMNCと三角形PQRがあり、点PがOからCまで移動するときに、正方形OABCと三角形PQRの共通部分の面積S(t)について考察する問題です。S(0)の値や、S(t)の最小値、S(t)が一定となる条件などを求める問題です。

幾何学面積座標平面長方形三角形関数グラフ線分二次関数
2025/3/20

1. 問題の内容

問題は、座標平面上に長方形OMNCと三角形PQRがあり、点PがOからCまで移動するときに、正方形OABCと三角形PQRの共通部分の面積S(t)について考察する問題です。S(0)の値や、S(t)の最小値、S(t)が一定となる条件などを求める問題です。

2. 解き方の手順

(1) t=0のとき、点PはOにいる。R(0,4.5)なので、Rは正方形OABCの外部にある。よってアは③。S(0)は、OABCと三角形OQRの共通部分の面積となる。
Q(0, 4, -2), R(0, 4.5)なので、QRのy軸との交点は(0,4)。したがってS(0) = 0。イは0。
(2) 0≤t≤3のとき、点PはOM上にある。P(t, 0), Q(t, 4, t-2), R(0, 4.5)
線分QRの方程式は y=0.5x+4.5y = -0.5x + 4.5
線分PRの方程式は y=4.5txy = \frac{4.5}{t}x
線分PQの方程式は y=40tt=undefinedy = \frac{4-0}{t-t} = undefined, なのでP(t,0), Q(t,4)より、PQはx=t。
三角形PQRにおいて、PからQRに垂線を下ろしたとき交点をHとすると、PH=4、よって三角形PQRの面積は0.54(4.5(t2))=2(6.5t)=132t0.5 * 4 * (4.5 - (t-2)) = 2(6.5 - t) = 13-2t
一方、正方形OABCの面積は16である。
三角形PQRと正方形OABCが重なる部分の面積S(t)は、
O≦t≦2のとき S(t)=0.54t=2tS(t)=0.5 * 4 * t = 2t
2≦t≦3のとき、S(t)=0.54(3t)=2(3t)S(t)=0.5 * 4 * (3 - t) = 2(3-t)
S(t)を求める:
0 ≦ t ≦ 2のとき、S(t)=124t=2tS(t) = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot t = 2t。よって、キ=2。
2 ≦ t ≦ 3のとき、S(t)=124(3t)=62tS(t) = \frac{1}{2} \cdot 4 \cdot (3-t) = 6-2t。よって、ケ=6。
したがって、オ=2、カ=t, キ=2, ク=6, ケ=-2t。
S(t)S(t)が最小値をとるのはt=0t=0のときで、S(0)=0S(0)=0。よって、サ=0。
(3) 3<t83 < t \leq 8のとき、 S(t)=4S(t) = 4となる場合を考える。
3<t83 < t \leq 8のとき、PはMC上かCN上にある。P(2, t-3)。
もしS(t)=4S(t) = 4であればS(t)の値は一定。
このとき、異なるtの値が4個存在する条件を求める。
(4) S(t) = 4 (一定数)となるような異なるtの値が4個だけ存在する条件を考察する。
4個のtの値の和を求める。

3. 最終的な答え

ア:③
イ:0
オ:2
カ:t
キ:2
ク:6
ケ:-2t
サ:0
セ:一定
ソ:4
タ:t
チ:テ
テ:ソ
ト:4

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