数列 $a_k = 25 - 4k$ の和 $S_n = \sum_{k=1}^{n} (25-4k)$ を考えるとき、$S_n$ が最大となる $n$ の値と、そのときの最大値を求める。

代数学数列二次関数最大値
2025/3/20

1. 問題の内容

数列 ak=254ka_k = 25 - 4k の和 Sn=k=1n(254k)S_n = \sum_{k=1}^{n} (25-4k) を考えるとき、SnS_n が最大となる nn の値と、そのときの最大値を求める。

2. 解き方の手順

ak=254ka_k = 25 - 4k で与えられる数列の和 SnS_n を計算し、SnS_n が最大になる nn を求めます。
まず、SnS_n を計算します。
Sn=k=1n(254k)=k=1n254k=1nk=25n4n(n+1)2=25n2n(n+1)=25n2n22n=2n2+23nS_n = \sum_{k=1}^{n} (25-4k) = \sum_{k=1}^{n} 25 - 4\sum_{k=1}^{n} k = 25n - 4\frac{n(n+1)}{2} = 25n - 2n(n+1) = 25n - 2n^2 - 2n = -2n^2 + 23n
SnS_nnn の二次関数であり、nn に関して上に凸の放物線であるため、頂点で最大値をとります。頂点の nn 座標は、
n=232(2)=234=5.75n = -\frac{23}{2(-2)} = \frac{23}{4} = 5.75
nn は整数なので、SnS_n を最大にする nn は 5 または 6 です。
S5=2(52)+23(5)=50+115=65S_5 = -2(5^2) + 23(5) = -50 + 115 = 65
S6=2(62)+23(6)=72+138=66S_6 = -2(6^2) + 23(6) = -72 + 138 = 66
S7=2(72)+23(7)=98+161=63S_7 = -2(7^2) + 23(7) = -98 + 161 = 63
したがって、SnS_n が最大となるのは n=6n=6 のときで、その最大値は 66 です。

3. 最終的な答え

n=6n=6 のとき、SnS_n は最大値66をとる。

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