ある船が一定の速さで流れる川の2地点間を往復する際、上りと下りの所要時間の比が2:1である。この船の静水時の速さの1/2の速さのボートが同じ川を往復する場合、上りと下りの所要時間の比を求める。

応用数学速さ方程式物理
2025/5/8

1. 問題の内容

ある船が一定の速さで流れる川の2地点間を往復する際、上りと下りの所要時間の比が2:1である。この船の静水時の速さの1/2の速さのボートが同じ川を往復する場合、上りと下りの所要時間の比を求める。

2. 解き方の手順

まず、元の船の静水時の速さを vv 、川の流れの速さを uu とする。2地点間の距離を LL とすると、上りの速さは vuv - u 、下りの速さは v+uv + u となる。
上りの時間を t1t_1 、下りの時間を t2t_2 とすると、問題文より t1:t2=2:1t_1:t_2 = 2:1である。よって、t1=2t2t_1 = 2t_2
距離の式は L=(vu)t1=(v+u)t2L = (v-u)t_1 = (v+u)t_2 となる。 t1=2t2t_1 = 2t_2 を代入すると、
(vu)(2t2)=(v+u)t2(v-u)(2t_2) = (v+u)t_2
2(vu)=v+u2(v-u) = v+u
2v2u=v+u2v - 2u = v + u
v=3uv = 3u
つまり、元の船の静水時の速さは、川の流れの速さの3倍である。
次に、新しいボートの静水時の速さは v/2v/2 なので、これは 3u/23u/2 となる。
新しいボートの上りの速さは 3u2u=u2\frac{3u}{2} - u = \frac{u}{2} 、下りの速さは 3u2+u=5u2\frac{3u}{2} + u = \frac{5u}{2} となる。
上りの時間を T1T_1 、下りの時間を T2T_2 とすると、 L=(u2)T1=(5u2)T2L = (\frac{u}{2})T_1 = (\frac{5u}{2})T_2
u2T1=5u2T2\frac{u}{2}T_1 = \frac{5u}{2}T_2
T1=5T2T_1 = 5T_2
したがって、T1:T2=5:1T_1:T_2 = 5:1

3. 最終的な答え

上りと下りの所要時間の比は 5:1。

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