ある直流回路網の2端子間の電圧を測定すると1.1 [V] だった。次に、その端子間に4.5 [Ω] の抵抗を接続すると、2端子間の電圧は0.9 [V] になった。このとき、端子間から見た回路網の抵抗 $R_0$ の値を求めよ。
2025/6/4
1. 問題の内容
ある直流回路網の2端子間の電圧を測定すると1.1 [V] だった。次に、その端子間に4.5 [Ω] の抵抗を接続すると、2端子間の電圧は0.9 [V] になった。このとき、端子間から見た回路網の抵抗 の値を求めよ。
2. 解き方の手順
テブナンの定理を利用して問題を解く。
まず、直流回路網の開放電圧を 、内部抵抗を とおく。
問題文より、 である。
次に、4.5 [Ω] の抵抗を接続したときの電圧降下を考える。
このとき、回路は開放電圧 と内部抵抗 の直列回路に、4.5 [Ω] の抵抗が接続されたものと等価である。
したがって、4.5 [Ω] の抵抗にかかる電圧 は、分圧の法則より
問題文より、 なので、
この式を について解く。