与えられた微分方程式を解く問題です。微分方程式は $\frac{dy}{dx} = (x+y)^2$ です。

解析学微分方程式変数変換積分arctan変数分離
2025/5/8

1. 問題の内容

与えられた微分方程式を解く問題です。微分方程式は
dydx=(x+y)2\frac{dy}{dx} = (x+y)^2
です。

2. 解き方の手順

(1) v=x+yv = x+y と変数変換します。すると、y=vxy = v-x となり、dydx=dvdx1\frac{dy}{dx} = \frac{dv}{dx} - 1 が得られます。
(2) 与えられた微分方程式に代入すると、
dvdx1=v2\frac{dv}{dx} - 1 = v^2
dvdx=v2+1\frac{dv}{dx} = v^2 + 1
となります。
(3) 変数分離を行います。
dvv2+1=dx\frac{dv}{v^2 + 1} = dx
(4) 両辺を積分します。
dvv2+1=dx\int \frac{dv}{v^2 + 1} = \int dx
左辺の積分は arctan(v)\arctan(v) となります。右辺の積分は x+Cx + C となります。よって、
arctan(v)=x+C\arctan(v) = x + C
(5) vvx+yx+y に戻します。
arctan(x+y)=x+C\arctan(x+y) = x + C
(6) x+yx+y について解きます。
x+y=tan(x+C)x+y = \tan(x+C)
y=tan(x+C)xy = \tan(x+C) - x

3. 最終的な答え

y=tan(x+C)xy = \tan(x+C) - x

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