2つのサイコロA, Bを同時に投げ、サイコロAの出た目を$a$, サイコロBの出た目を$b$とする。関数$y = ax + b$のグラフである直線が長方形OPRQの面積を2等分する確率を求める。ただし、O(0,0), P(6,0), Q(0,18), R(6,18)である。

確率論・統計学確率幾何学一次関数サイコロ
2025/5/8

1. 問題の内容

2つのサイコロA, Bを同時に投げ、サイコロAの出た目をaa, サイコロBの出た目をbbとする。関数y=ax+by = ax + bのグラフである直線が長方形OPRQの面積を2等分する確率を求める。ただし、O(0,0), P(6,0), Q(0,18), R(6,18)である。

2. 解き方の手順

長方形OPRQの面積は6×18=1086 \times 18 = 108である。面積を2等分するためには、直線が長方形の中心を通る必要がある。長方形の中心は、線分PRの中点、または線分OQの中点であり、その座標は(3,9)(3, 9)である。
直線y=ax+by = ax + bが点(3,9)(3, 9)を通る時、9=3a+b9 = 3a + bが成立する。
aabbはサイコロの目なので、1から6までの整数である。
3a+b=93a + b = 9を満たすaabbの組み合わせを考える。
a=1a = 1のとき、3(1)+b=93(1) + b = 9より、b=6b = 6
a=2a = 2のとき、3(2)+b=93(2) + b = 9より、b=3b = 3
a=3a = 3のとき、3(3)+b=93(3) + b = 9より、b=0b = 0
a=0a = 0のとき、3(0)+b=93(0) + b = 9より、b=9b = 9
a,ba, bは1から6までの整数なので、a=3,b=0a = 3, b = 0およびa=0,b=9a = 0, b = 9は不適である。
したがって、3a+b=93a + b = 9を満たすのは、(a,b)=(1,6),(2,3)(a, b) = (1, 6), (2, 3)の2通りである。
サイコロAとBの目の出方は全部で6×6=366 \times 6 = 36通りある。
したがって、求める確率は236=118\frac{2}{36} = \frac{1}{18}である。

3. 最終的な答え

118\frac{1}{18}

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