まず、チェバの定理を用いる。
チェバの定理とは、三角形ABCにおいて、辺BC, CA, AB上にそれぞれ点P, Q, Rがあるとき、3直線AP, BQ, CRが1点で交わるならば
RBAR⋅PCBP⋅QACQ=1 が成り立つというものである。
この問題では、点Pは三角形ABCの内部の点であり、AP, BQ, CM が一点で交わっている。チェバの定理より、
MBAM⋅QCBQ⋅NACN=1 12⋅31⋅NACN=1 32⋅NACN=1 NACN=23 メネラウスの定理を用いる。
メネラウスの定理とは、三角形ABCにおいて、辺BC, CA, AB(またはその延長)上にそれぞれ点P, Q, Rがあるとき、これら3点が一直線上にあるならば
RBAR⋅PCBP⋅QACQ=1 が成り立つというものである。
三角形ABNと直線CMについてメネラウスの定理を用いると、
MBAM⋅PNBP⋅CANC=1 12⋅PNBP⋅74=1 78⋅PNBP=1 PNBP=87 よって、BP:PN = 7:8
三角形BCMと直線ANについてメネラウスの定理を用いると、
QABQ⋅NCAN⋅PMCP=1 31⋅43⋅PMCP=1 41⋅PMCP=1 PMCP=4 よって、CP:PM = 4:1